2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)後期
問35 (4 問35)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)後期 問35(4 問35) (訂正依頼・報告はこちら)

機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 直焚き式の吸収冷温水機は、振動の振幅が大きいため、一般的に、防振基礎に据え付ける。
  • パッケージ形空気調和機を室内の床上に設置する場合、前面に 1 m 程度の保守スペースを確保する。
  • 小型温水ボイラーをボイラー室内に設置する場合、ボイラー側面からボイラー室の壁面までの距離は 450 mm 以上とする。
  • 送風機やポンプのコンクリート基礎をあと施工する場合、当該コンクリート基礎は、ダボ鉄筋等で床スラブと一体化する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

正解は1

問題.1 直焚き式の吸収冷温水機は、振動の振幅が大きいため、一般的に、防振基礎に据え付ける。
⇒直焚き式の吸収冷温水機は、燃焼空気用ブロアや冷媒ポンプ等以外に回転機器がなく、本体の重量も大きい為、運転時における振動がそれほど発生しないので、防振基礎に設置する必要はありません。よって誤りである。

問題.2 設問は正しい。

問題.3 設問は正しい。

問題.4 設問は正しい。

参考になった数59

02

機器の据付けに関する問題です。

選択肢1. 直焚き式の吸収冷温水機は、振動の振幅が大きいため、一般的に、防振基礎に据え付ける。

直焚き式の吸収冷温水機は、振動の振幅が少ないため、一般的に、防振基礎は不要である

 

直焚き式の吸収冷温水機は、圧縮機を使用していないため、音響・振動が少ないという特徴がありますが、各種の熱交換器を有し、形状や重量が大きくなります。

そのため、基礎も運転重量(機器重量+内容物重量)を考慮した強度のある基礎が必要です。

選択肢2. パッケージ形空気調和機を室内の床上に設置する場合、前面に 1 m 程度の保守スペースを確保する。

問題文の内容通りです

 

設置場所は、本体重量に合った強固な天井・床・壁を選定します。

冷媒配管や水配管の据付工事や、メンテナンスのためのスペースを確保して杖付けます。

前面吸込では、配管スペース、サービススペースを設け、特に前面サービスには 1 m程度のスペースを必要とするため、本体前の遮蔽物がない位置に据付けます。

また、据付けに当たっては、気流部分布が良好となる場所を選定します。

選択肢3. 小型温水ボイラーをボイラー室内に設置する場合、ボイラー側面からボイラー室の壁面までの距離は 450 mm 以上とする。

問題文の内容通りです

 

「ボイラー及び圧力容器安全規則第20条(ボイラーの据付位置)」

第1項:ボイラーの最上部から天井、配管その他ボイラー上部の構造物までの距離は、1.2 m以上とします。安全弁・他の附属品の検査や取扱いに支障がなければ、不要です。

第2項:本体が被覆無しのボイラーか、立てボイラーは、ボイラーの外壁から壁・配管・他のボイラー側部の構造物までの距離を、0.45 m以上とします。ただし、胴の内径が 500 mm以下で、長さが 1000 mm以下のボイラーは、距離は、0.3 m以上とします。 】

選択肢4. 送風機やポンプのコンクリート基礎をあと施工する場合、当該コンクリート基礎は、ダボ鉄筋等で床スラブと一体化する。

問題文の内容通りです

 

コンクリート基礎をあと施工アンカーで施工する場合、コンクリート基礎を強化させるために、ダボ鉄筋と床スラブで強化し、一体化します。

あと施工アンカーは、コンクリート基礎に機器を据え付けた後で、アンカーボルトを打ち込むことで、金属系、接着剤系などが有ります。

参考になった数0