2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)後期
問37 (4 問37)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)後期 問37(4 問37) (訂正依頼・報告はこちら)

配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 飲料用の受水タンクの水抜管は、雑排水系統の排水管に直接接続する。
  • 排水横枝管から取り出した通気管は、その排水系統の最も高い位置にある衛生器具のあふれ縁から 150 mm 以上上方で横走りさせ、通気立て管に接続する。
  • 各階で排水が合流する排水立て管において、排水立て管の各階の管径は、排水立て管最下部の管径と同一とする。
  • 敷地内(車両通行部を除く。)に給水管を埋設する場合、埋設深さ(土かぶり)は、一般的に、300 mm 以上とする。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1

問題.1 飲料用の受水タンクの水抜管は、雑排水系統の排水管に直接接続する。
⇒飲料用の受水タンクの水抜を雑排水系統の排水管に直接接続するが誤りで、直接接続してはならないと決まっています。
理由は、クロスコネクションになるからです。飲料水系統 の配管と、その他の系統の配管を直接接続させる事は禁止されています。排水口空間を設けて間接排水にするが正しいです。

問題.2 設問は正しい。
補足として、~衛生器具のあふれ縁から 150 mm 以上上方で横走りさせ、通気立て管に接続する。この150㎜以上の数値は、よく問われるので覚えましょう。頻出問題です。

問題.3 設問は正しい。

問題.4 設問は正しい。

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02

配管の施工に関する問題です。

選択肢1. 飲料用の受水タンクの水抜管は、雑排水系統の排水管に直接接続する。

飲料用の受水タンクの水抜管は、雑排水系統の排水管に直接接続せず、間接排水とする

 

水抜き管は、タンク内部の保守点検が容易に行うために設けます。

水抜き管の管端は、直接連結せずに、間接排水とします。

 

「建設省告示第159号(建築物に設ける飲料水の配管設備及び排水のための配管設備の構造方法を定める件)」より。

選択肢2. 排水横枝管から取り出した通気管は、その排水系統の最も高い位置にある衛生器具のあふれ縁から 150 mm 以上上方で横走りさせ、通気立て管に接続する。

問題文の内容通りです

 

・排水横枝管から取り出す通気管は、排水管の垂直中心線上部から、鉛直または鉛直から 45°以内の角度で取り出します。

・通気立て管の上部は、管径を縮小せずに延長し、上端は単独に大気中に開放するか、最高位にある衛生器具のあふれ縁から、150 mm以上高い位置で伸頂通気管に接続します。

選択肢3. 各階で排水が合流する排水立て管において、排水立て管の各階の管径は、排水立て管最下部の管径と同一とする。

問題文の内容通りです

 

排水立て管は、これに接続する排水横枝管の最大管径以上とし、どの階でも、最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分の管径と同一管径とする。

 

(盛岡市上下水道局排水設備の設計基準より参照)

選択肢4. 敷地内(車両通行部を除く。)に給水管を埋設する場合、埋設深さ(土かぶり)は、一般的に、300 mm 以上とする。

問題文の内容通りです

 

給水管の埋設深さ(土被り)は、道路内では 0.6 mを最少とし、宅地内では 0.3 m(共用止水栓設置の場合は 0.6m)以上確保します。

ただし、埋設管と路面との距離は、道路の舗装の厚さ(路面から路盤の最下面までの距離)に 0.3mを加えた値(当該値が 0.6mに満たない場合は、0.6m)以下としません。

 

(愛知中部水道企業団 第12章 給水装置の施工を参照)

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