2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)後期
問38 (4 問38)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)後期 問38(4 問38) (訂正依頼・報告はこちら)

ダクト及びダクト付属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 建物の外壁に設置する給排気ガラリの面風速は、騒音の発生や雨水の浸入を考慮して決定する。
  • 送風機のダクト接続に使用するたわみ継手は、送風機の振動をダクトに伝えないために用いる。
  • ダクト内を流れる風量が同一の場合、ダクトの断面寸法を小さくすると、必要となる送風動力は小さくなる。
  • ダクトに設けるリブ補強は、ダクトの変形や、騒音及び振動の発生を防止するために設ける。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は3

問題.3 ダクト内を流れる風量が同一の場合、ダクトの断面寸法を小さくすると、必要となる送風動力は小さくなる。⇒必要となる送風動力は小さくなるが誤りで、大きくなるが正しい。 
解説としては、同一風量で、ダクトの断面寸法を小さくすると、ダクト内風速が速まり、その影響で送風動力が大きくなるからです。


問題.1 設問は正しい。そのとおりです。

問題.2 設問は正しい。そのとおりです。

問題.4 設問は正しい。

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02

ダクト及びダクト付属品の施工に関する問題です。

選択肢1. 建物の外壁に設置する給排気ガラリの面風速は、騒音の発生や雨水の浸入を考慮して決定する。

問題文の内容通りです

 

外気取入れ側ガラリの面風速は、3.0 m/s以下、排気側ガラリの面風速は、4.0 m/s以下が一般的です。

外気取入れ側ガラリが、排気側ガラリの面風速を小さくして抑える理由は、雨の侵入と騒音の発生防止で、面風速が速いほど雨を吸い込みやすく、風きり音が大きくなりやすいため、面風速制限があります。

選択肢2. 送風機のダクト接続に使用するたわみ継手は、送風機の振動をダクトに伝えないために用いる。

問題文の内容通りです

 

たわみ継手は、空調機や送風機とダクトやチャンバーの接続に対し、振動の伝播を防止するために用いられます。

選択肢3. ダクト内を流れる風量が同一の場合、ダクトの断面寸法を小さくすると、必要となる送風動力は小さくなる。

ダクト内を流れる風量が同一の場合、ダクトの断面寸法を小さくすると、必要となる送風動力は大きくなる

 

風量が同一で、流路の断面積を小さくすると、風速が早くなり、それに伴い摩擦損失が大きくなり、風量が減少することになります。

そのため、風量を元の量に維持するには、送風動力を大きくする必要があります。

選択肢4. ダクトに設けるリブ補強は、ダクトの変形や、騒音及び振動の発生を防止するために設ける。

問題文の内容通りです

 

ダクトには、内気流による振動・騒音の防止、内外圧による変形・破損防止のため、ロブ補強・形鋼・タイロッドなどによる補強が必要です。

 

ダクトの板振動による騒音の防止には、長辺が450 mmを超え保温をしないダクトには、300 mm以下のピッチの間隔で、補強リブを入れます。

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