2級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問4 (1 問4)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和2年度(2020年) 問4(1 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 熱容量の大きい物質は、温まりにくく冷えにくい。
  • 熱伝導とは、物質の内部において、温度の高い方から低い方に熱エネルギーが移動する現象をいう。
  • 熱放射による熱エネルギーの移動には、熱エネルギーを伝達する媒体が必要である。
  • 固体、液体及び気体のような状態を相といい、相が変化することを相変化という。

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この過去問の解説 (2件)

01

①正 熱容量とは物質の温度を1度上げるのに必要な熱量のことで、
   熱容量の大きいものは温まりにくく、冷えにくい性質です。

②正 設問のとおりです。

③誤 熱が電磁波として移動する現象のため、
   媒体は必要としません。

④正 設問のとおりです。

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02

熱に関する問題です。

選択肢1. 熱容量の大きい物質は、温まりにくく冷えにくい。

問題文の内容通りです

 

熱容量は、物体全体の温度を1K上げるのに必要な熱量で、物体の質量が大きいほど必要な熱量も大きくなります。

熱容量は、物体を加熱したときには温まりにくく、物体を冷ますときには冷えにくいという表現で表されます。

選択肢2. 熱伝導とは、物質の内部において、温度の高い方から低い方に熱エネルギーが移動する現象をいう。

問題文の内容通りです

 

熱伝導は、物質の移動無しに、異なる温度の物体が隣接するときに、高温の物体から低温の物体に、熱エネルギーが伝わる熱移動現象です。

 

熱伝導で流れる熱量 Q は、次式で表されます。

Q=λ×((θ1-θ2)/l)×A×τ

λ:熱伝導率、l:壁の厚さ、A:壁表面積、τ:時間、θ1:高温側温度、θ2:低温側温度

選択肢3. 熱放射による熱エネルギーの移動には、熱エネルギーを伝達する媒体が必要である。

熱放射による熱エネルギーの移動には、熱エネルギーを伝達する媒体は必要ない

 

放射は、物体から電磁波に形でエネルギーが、放出あるいは吸収されることで、エネルギー伝達の媒体は必要ありません。

熱放射エネルギーが物体の表面に来ると、一部は反射され、一部は透過し、一部は吸収され、吸収されたエネルギーが、部たちの温度を上昇させます。

選択肢4. 固体、液体及び気体のような状態を相といい、相が変化することを相変化という。

問題文の内容通りです

 

物体は、固体・液体・気体の3つの状態に区分され、これらの状態を相と言い、相が変化することが相変化です。

例えば、水は、固体の氷、液体の水、気体の蒸気へと相変化します。

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