2級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問7 (2 問7)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和2年度(2020年) 問7(2 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

空気調和方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 変風量単一ダクト方式は、VAVユニットの発生騒音に注意が必要である。
  • ファンコイルユニット・ダクト併用方式を事務所ビルに採用する場合、一般的に、ファンコイルユニットで外気負荷を含む熱負荷全体を処理する。
  • 定風量単一ダクト方式は、変風量単一ダクト方式に比べて、室内の良好な気流分布を確保しやすい。
  • 変風量単一ダクト方式は、給気温度を一定にして各室の送風量を変化させることで室温を制御する。

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この過去問の解説 (2件)

01

①正 設問のとおりです。

②誤 空気調和機でインテリア(部屋の内側)の負荷に対応し、
   ファンコイルユニットでぺリメーター(外壁側)の負荷に対応します。

③正 定風量単一ダクト方式は、送風量が多く、空気清浄度が大きいので
   良好な気流分布が可能です。

④正 変風量単一ダクト方式は、各室の負荷特性に応じて風量を調節する
   ことができ、省エネです。

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02

空気調和方式に関する問題です。

選択肢1. 変風量単一ダクト方式は、VAVユニットの発生騒音に注意が必要である。

問題文の内容通りです

 

変風量単一ダクト方式は、VAV方式とも言い、送風温度を一定に、各室ごとの端末の風量制御ユニットで、送風量を変化させます。

風量制御ユニットは、変風量ユニットと定風量ユニットがあり、風速センサーと絞り機構・ダンパーで制御しますが、ユニットからの騒音発生を抑えるために、一般には消音装置を付随します。

選択肢2. ファンコイルユニット・ダクト併用方式を事務所ビルに採用する場合、一般的に、ファンコイルユニットで外気負荷を含む熱負荷全体を処理する。

ファンコイルユニット・ダクト併用方式を事務所ビルに採用する場合、一般的に、ファンコイルユニットでペリメータ部負荷または外皮負荷を処理する

 

ファンコイルユニット・ダクト併用方式は、電動機直結送風機・冷温水コイル・フィルターを内蔵したファンコイルユニット(室内小型空調機)を各室に設置し、中央機械室から冷温水を供給して熱処理し、機械室の空調機で外気と還気を冷却(あるいは加熱)して、供給します。

負荷処理は、空調機には外気負荷と居室の熱負荷の一部を処理させ、ファンコイルユニットではペリメータ部負荷または外皮負荷(スキンロード)を処理します。

選択肢3. 定風量単一ダクト方式は、変風量単一ダクト方式に比べて、室内の良好な気流分布を確保しやすい。

問題文の内容通りです

 

定風量単一ダクト方式は、中央に設置した空調機と、調和空気を各室に運ぶ1本のダクトで構成され、空調機の受け持つゾーンの室内サーモスタットで温度制御を、ヒューミディスタットで湿度制御を行い、温室調和空気を一定風量で各室に導く空調機です。

高度な空気処理が可能で、クリーンルームや手術室のような高度な環境に適します。

選択肢4. 変風量単一ダクト方式は、給気温度を一定にして各室の送風量を変化させることで室温を制御する。

問題文の内容通りです

 

変風量単一ダクト方式は、VAV方式とも言い、送風温度を一定に、各室ごとの端末の風量制御ユニットで、送風量を変化させます。

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