2級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問10 (2 問10)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級管工事施工管理技士試験 令和2年度(2020年) 問10(2 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

エアフィルターの「種類」と「主な用途」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
  • 活性炭フィルター ―― 屋外粉じんの除去
  • 電気集じん器 ―――― 屋内粉じんの除去
  • HEPAフィルター ―― クリーンルーム用
  • 自動巻取形 ――――― 一般空調用

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

①誤 活性炭フィルターは脱臭性が高いので、
   気体の臭気物質を活性炭に吸着させ脱臭します。

   車内や室内の臭気や有害成分を除去する

   空気清浄器やエアコンのフィルターに用いられます。

   屋外の粉じんを除去するフィルターには、

   各種ダストを吸着する粉じん除去フィルターを用います。

   (厚手の不織布の生地など)


②正 電気集じん機は汚れた空気の中に含まれる各種ダストの

   微粒子に電荷を与え、集塵極に引き寄せる集塵装置です。

   よって屋内の粉じんを除去するのに用いられます。


③正 HEPAフィルターは空気中からゴミ、チリ、埃などを取り除き、
   清浄空気にするエアフィルターで、空気清浄機や
   クリーンルームのメインフィルターとして用いられます。


④正 自動巻取形は集じん面が汚れるたびに自動的にろ材を

   更新する粗じん用エアフィルタで、

   巻取制御にはタイマー式、差圧式があります。
   一般的な建物で使用されます。

参考になった数50

02

エアフィルターの「種類」と「主な用途」に関する問題です。

選択肢1. 活性炭フィルター ―― 屋外粉じんの除去

活性炭フィルター ―― 屋内のガスや臭気の除去

 

空気浄化装置の吸着法は、活性炭のような表面積の大きい吸着剤で、有毒ガスや臭気を除去します。

活性炭は、SO2のような比較的分子量の大きいガスには効率が良いのですが、COのような分子量の小さなガスはあまり吸着されません。

 

屋外粉じんは、防塵フィルターで捕集します。

選択肢2. 電気集じん器 ―――― 屋内粉じんの除去

問題文の内容通りです

 

荷電部・集じん部・プレフィルター・アフターフィルター(自動巻取形かパネル形フィルター)・ろ材自動巻取装置・ケーシング・制御盤などで構成され、荷電部で帯電した粉じん粒子を集じん部で付着・凝集拡大した後で、アフターフィルターで捕集します。

選択肢3. HEPAフィルター ―― クリーンルーム用

問題文の内容通りです

 

HEPAフィルターは、高性能フィルターで、特殊加工したガラス繊維をろ材として用い、少ない圧力損失とするため、通過風速を非常に遅くし、ろ材を折りたたんでいる間に金属箔セパレーターで、ろ材間隔を広くし、極微細な粉塵を捕獲します。

医学や製薬のクリーンルーム、半導体製造などの超高度空気浄化に使われます。

選択肢4. 自動巻取形 ――――― 一般空調用

問題文の内容通りです

 

自動巻取形は、ロール状に巻いたろ材を、タイマーやろ材前後の差圧で、自動的に電動機で移動させ、別のロールで巻き取ることで、長時間使用が可能です。

ろ材は、ガラス繊維・不織布・ろ紙が使用されます。

参考になった数0