2級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問18 (2 問18)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和2年度(2020年) 問18(2 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

給湯設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • シャワー用水栓は、熱傷の危険を避けるため、一般的に、サーモスタット湯水混合水栓を使用する。
  • 給湯循環ポンプは、給湯管からの放熱により給湯温度が低下することを防止するために設ける。
  • 給湯配管に、水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管を使用する。
  • 中央給湯方式の膨張タンクは、装置内の圧力が水の膨張により異常に上昇しないように設ける。

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この過去問の解説 (2件)

01

①正 設問のとおりです。

②正 設問のとおりです。

③誤 給湯配管には、耐熱性に優れた
   HTVP管(耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管)が使われます。
   水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、
   ビルや家庭の給水管、工業用水、冷却水の輸送管、プラント配管に
   使われます。

④正 設問のとおりです。
   膨張タンクは、水の圧力により装置にかかる異常圧力を吸収する
   ために設置します。

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02

給湯設備に関する問題です。

選択肢1. シャワー用水栓は、熱傷の危険を避けるため、一般的に、サーモスタット湯水混合水栓を使用する。

問題文の内容通りです

 

サーモスタット混合水栓は、温度調節ハンドルで、吐水温度を自動調節できる水栓金具です。

この水栓は、浴室で使用されることが多い、水栓器具です。

選択肢2. 給湯循環ポンプは、給湯管からの放熱により給湯温度が低下することを防止するために設ける。

問題文の内容通りです

 

給湯循環ポンプは、給湯管や返湯管の湯を循環させるのに、強制的に管内湯を循環させます。

循環ポンプの循環量は、循環管路の熱損失と許容温度降下、すなわち給湯温度と返湯温度との差で、求められます。

選択肢3. 給湯配管に、水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管を使用する。

給湯配管に、水道用耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管を使用する

 

水道用耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管(SGP-HVA)は、給湯や冷温水用の耐食性・耐熱性が求められる用途で用いられる配管です。

使用温度は、給湯器の給湯上限温度から、85℃以下と決められます。

選択肢4. 中央給湯方式の膨張タンクは、装置内の圧力が水の膨張により異常に上昇しないように設ける。

問題文の内容通りです

 

膨張タンクや逃がし弁は、加熱によって水が膨張して装置内の圧力異常上昇を、防止するためのものです。

膨張タンクは、温度変化による水の膨張収縮による装置内の圧力変動を給します。

運転中の装置内圧力を正圧に保ち、空気の吸込、配管系内での温水の蒸発を防ぎます。

 

膨張タンクには、密閉式と開放式の2種類があり、圧力の逃がし方は設置方式などが異なります。

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