2級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問35 (4 問35)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和2年度(2020年) 問35(4 問35) (訂正依頼・報告はこちら)

機器の据付けに使用するアンカーボルトに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • アンカーボルトを選定する場合、常時荷重に対する許容引抜き荷重は、長期許容引抜き荷重とする。
  • ボルト径がM12以下のL型アンカーボルトの短期許容引抜き荷重は、一般的に、同径のJ型アンカーボルトの短期許容引抜き荷重より大きい。
  • アンカーボルトは、機器の据付け後、ボルト頂部のねじ山がナットから3山程度出る長さとする。
  • アンカーボルトの径は、アンカーボルトに加わる引抜き力、せん断力、アンカーボルトの本数等から決定する。

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この過去問の解説 (2件)

01

①正 設問のとおりです。

②誤 L型アンカーボルトより
   J型アンカーボルトの方が大きいです。

③正 設問のとおりです。

④正 設問のとおりです。

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02

機器の据付けに使用するアンカーボルトに関する問題です。

選択肢1. アンカーボルトを選定する場合、常時荷重に対する許容引抜き荷重は、長期許容引抜き荷重とする。

問題文内容通りです

 

長期荷重は、天井に施工したアンカーに、機器を取付けるように常時アンカーに荷重が掛かるときの許容引抜荷重です。

短期荷重は、地震や非定期に起こる振動によって、短期間にアンカーに掛かる許容引抜荷重です。

選択肢2. ボルト径がM12以下のL型アンカーボルトの短期許容引抜き荷重は、一般的に、同径のJ型アンカーボルトの短期許容引抜き荷重より大きい。

ボルト径がM12以下のL型アンカーボルトの短期許容引抜き荷重は、一般的に、同径のJ型アンカーボルトの短期許容引抜き荷重より、小さい

 

L型アンカーボルトは、コンクリートへの付着力しか期待できないため、許容引抜荷重が最も小さく、J型アンカーボルトは、付着力の他に耐荷力が有ります。

選択肢3. アンカーボルトは、機器の据付け後、ボルト頂部のねじ山がナットから3山程度出る長さとする。

問題文内容通りです

 

アンカーボルトは、二重ナットと座金を使い、ねじ山がナットの外に 3山 以上出るようにします。

なお、コンクリート埋め込みの場合、二重ナットとしなくても構いません。

選択肢4. アンカーボルトの径は、アンカーボルトに加わる引抜き力、せん断力、アンカーボルトの本数等から決定する。

問題文内容通りです

 

アンカーボルトは、アンカーボルトに加わる引抜力とせん断力、アンカーボルトの本数から、ボルトの径と埋込長さを計算で決定します。

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