2級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問39 (4 問39)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和2年度(2020年) 問39(4 問39) (訂正依頼・報告はこちら)

ダクト及びダクト付属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 亜鉛鉄板製長方形ダクトの剛性は、継目(はぜ)の箇所数が少ないほど高くなる。
  • 長方形ダクトのエルボの内側半径は、ダクト幅の1/2以上とする。
  • 遠心送風機の吐出し口の近くにダクトの曲がりを設ける場合、曲がり方向は送風機の回転方向と同じ方向とする。
  • 吹出口の配置は、吹き出し空気の拡散半径や到達距離を考慮して決定する。

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この過去問の解説 (2件)

01

①誤 継目(はぜ)を設けることによって
   強度を確保しています。

②正 設問のとおりです。

③正 設問のとおりです。

④正 設問のとおりです。

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02

ダクト及びダクト付属品の施工に関する問題です。

選択肢1. 亜鉛鉄板製長方形ダクトの剛性は、継目(はぜ)の箇所数が少ないほど高くなる。

亜鉛鉄板製長方形ダクトの強度は、継目(はぜ)の箇所数が多いほど高くなる

 

ダクトの角の継目は、ダクトの強度を保持するため、原則として2か所以上、ただし長辺が750 mm以下の時は1か所以上とします。

接続法は、1点接続法、2点接続法、4点接続法があり、用途ごとに適応が異なります。

 

ダクトは、継目を取ることで、強度が高まります

剛性は大きな力に対し変形しにくさを表すので、強度の高さとは異なり、ダクトの板厚や形状によって剛性の高さが変わります。

選択肢2. 長方形ダクトのエルボの内側半径は、ダクト幅の1/2以上とする。

問題文内容通りです

 

長方形ダクトのエルボの内側半径は、小さいと乱流を生じ、圧力損失や騒音が大きくなるため、エルボ内側半径は、ダクト幅の1/2 以上とします。

選択肢3. 遠心送風機の吐出し口の近くにダクトの曲がりを設ける場合、曲がり方向は送風機の回転方向と同じ方向とする。

問題文内容通りです

 

送風機の吐出口直後の曲り部の方向は、送風機の回転方向にできるだけ逆らない方向とします。

回転方向から反転させざる負えないときは、ガイドベーン(案内羽根)を取付け、ダクトの局部抵抗の発生量を減少させます。

選択肢4. 吹出口の配置は、吹き出し空気の拡散半径や到達距離を考慮して決定する。

問題文内容通りです

 

吹出口は風の向きで変わってくるため、どのような気流にするかを考えて操作しますが、吸込口は関係ありません。

吸込口は、風の流れによる到達距離を考える必要はありませんが、吹出口は、風がどこまで届くかの拡散範囲と到達距離を考慮する必要があります。

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