2級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)前期
1 問4

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)前期 1 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

伝熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 固体壁における熱通過とは、固体壁を挟んだ流体の間の伝熱をいう。
  • 固体壁における熱伝達とは、固体壁表面とこれに接する流体との間で熱が移動する現象をいう。
  • 気体は、一般的に、液体や固体と比較して熱伝導率が大きい。
  • 自然対流とは、流体内のある部分が温められ上昇し、周囲の低温の流体がこれに代わって流入する熱移動現象等をいう。

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この過去問の解説 (1件)

01

伝熱とは、高温の流体から低温の流体へ熱移動が起こる現象のことです。

この伝熱の記述に該当しないものを選択する問題です。

選択肢1. 固体壁における熱通過とは、固体壁を挟んだ流体の間の伝熱をいう。

固体壁における熱通過とは、

 固体壁を挟んだ高温の流体から低温の流体へ、

 固体壁を通して熱移動が起こる現象のことです。

 よって、伝熱の記述に当てはまります。

選択肢2. 固体壁における熱伝達とは、固体壁表面とこれに接する流体との間で熱が移動する現象をいう。

固体壁における熱伝達とは、

 固体壁(流体側)と流体との間で熱移動が起こる現象のことです。

 よって、伝熱の記述に当てはまります。

選択肢3. 気体は、一般的に、液体や固体と比較して熱伝導率が大きい。

熱伝導率とは、

 熱の伝わりやすさのことです。

 熱伝導率は、

 気体、液体、固体の順に大きくなっていきます。

 気体は熱が伝わりにくいため、誤りです。

選択肢4. 自然対流とは、流体内のある部分が温められ上昇し、周囲の低温の流体がこれに代わって流入する熱移動現象等をいう。

自然対流とは、

 一部の流体が暖められた際に浮力が大きくなり上昇し、

 その流体箇所に低温の流体が流入することで生じる流れのことです。

 よって、伝熱の記述に当てはまります。 

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