2級管工事施工管理技士 過去問
令和3年度(2021年)前期
問20 (2 問20)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和3年度(2021年)前期 問20(2 問20) (訂正依頼・報告はこちら)

器具排水負荷単位法による排水管の管径の算定に関係のないものはどれか。
  • 器具排水負荷単位数
  • ブランチ間隔
  • 配管材質
  • 勾配

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この過去問の解説 (2件)

01

排水管の管径算定に該当しないものを選択する問題です。

1.各排水器具に対して単位数が決まっており、

 その単位数に応じて排水横枝管の必要口径を選定します。

2."排水横枝管又は排水横主管"が排水立管に接続された位置から、

 同様に排水立管に接続されるまでの立管距離が、

 2.5mを超えるものを1ブランチと数えます。

 ブランチ数3以上から、

 ①排水横枝管の器具排水負荷単位数の合計と、

 ②1立管に対する器具排水負荷単位数の合計の両方で、

 排水立管の口径を決定します。

3.排水管の口径選定は、

 配管の材質によって決まるものではありません。

4.排水管の口径により、

 勾配の基準が変わります。

 小口径であれば勾配がきつく、大口径であれば緩やかになっていきます。 

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02

器具排水負荷単位法による排水管の管径の算定に関する問題です。

 

排水管の管径を求める方法には、器具排水負荷単位法と、定常流量法があります。

以下では、器具排水負荷単位法で排水管径を決定するステップを紹介します。

 

1) 器具排水負荷単位

排水管口径を決めるには、各器具から起こる最大排水時流量を求めます。

各器具の種別・使用頻度・同時使用率などから、器具排水負荷単位を求めます。

 

2) 排水横枝管と排水立て管

排水横枝管と排水立て管の受け持つ器具排水負荷単位を決め、さらにブランチ間隔から、許容最大器具排水負荷単位数から管径との関係を表にまとめ、管径を求めます。

 

なお、ブランチ間隔は、雑排水立て管に接続する排水横枝管との垂直距離の間隔で、2.5 mを超えると1ブランチ間隔と言います。

 

3) 排水横主管

排水横枝管と排水縦枝管から、排水をまとめて敷地排水管に導く、排水横主管の管径を求めます。

排水横主管の管径は、排水横主管と敷地排水管の許容最大器具排水負荷単数と勾配の大きさとの関係で、管径が決められます。

選択肢1. 器具排水負荷単位数

冒頭解説から、排水管の管径の算定に用います

選択肢2. ブランチ間隔

冒頭解説から、排水管の管径の算定に用います

選択肢3. 配管材質

排水管の管径の算定には関係ありません

選択肢4. 勾配

冒頭解説から、排水管の管径の算定に用います

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