2級管工事施工管理技士 過去問
令和3年度(2021年)前期
問21 (ユニットB 問21)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和3年度(2021年)前期 問21(ユニットB 問21) (訂正依頼・報告はこちら)

屋内消火栓設備において、ポンプの仕様の決定に関係のないものはどれか。
  • 実揚程
  • 消防用ホースの摩擦損失水頭
  • 屋内消火栓の同時開口数
  • 水源の容量

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この過去問の解説 (2件)

01

屋内消火栓のポンプ仕様に該当しないものを選択する問題です。

1.実揚程とは、

 吸い上げる水面~吐き出す水面までの垂直距離のことです。

 ポンプは実揚程を満たす選定でなければなりません。

2.ポンプの仕様において、

 放水する際のホースの摩擦損失水頭も考慮しないといけません。

3.屋内消火栓の同時開口数によって、

 送り込む必要圧力も変わるため、考慮する必要があります。

4.水源の容量は、

 各屋内消火栓設備の設置数によります。

 よって、ポンプ仕様には該当しません。 

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02

屋内消火栓設備の、ポンプの仕様の決定に関する問題です。

選択肢1. 実揚程

ポンプの仕様決定に関係する

 

加圧送水装置のポンプの全揚程は、次式で求められます。

H=h1+h2+h3+17 m

H:全揚程→実揚程

h1:消防用ホースの摩擦損失水頭

h2:配管の摩擦損失水頭

h3:落差

選択肢2. 消防用ホースの摩擦損失水頭

ポンプの仕様決定に関係する

 

前問の計算式の h1 に相当します。

選択肢3. 屋内消火栓の同時開口数

ポンプの仕様決定に関係する

 

「消防法施行令第11条」

第3項第1号ニ

【 屋内消火栓設備は、どの階でも階のすべての屋内消火栓を同時に使用した場合、それぞれのノズルの先端で、放水圧力が 0.17 MPa以上で、放水量が 130 L/分以上の性能とします。 】

選択肢4. 水源の容量

ポンプの仕様に関係しない

 

「消防法施行令第11条」

第3項第1号ハ

【 水源は、水量が屋内消火栓の設置個数が最も多い階の設置個数に、2.6 m3を乗じた量以上の量となるように設けます。 】

…… 水源が本来有する容量ではありません

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