2級管工事施工管理技士 過去問
令和3年度(2021年)前期
問51 (ユニットF 問51)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和3年度(2021年)前期 問51(ユニットF 問51) (訂正依頼・報告はこちら)

配管及び配管附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
  • 給湯用の横引き配管には、勾配を設け、管内に発生した気泡を排出する。
  • 土中埋設の汚水排水管に雨水管を接続する場合は、ドロップ桝を介して接続する。
  • 銅管を鋼製金物で支持する場合は、ゴム等の絶縁材を介して支持する。
  • 揚水管のウォーターハンマーを防止するためには、ポンプ吐出側に防振継手を設ける。

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この過去問の解説 (2件)

01

配管及び配管附属品の施工に関して、

該当しないものを2つ

選択する問題です。

選択肢1. 給湯用の横引き配管には、勾配を設け、管内に発生した気泡を排出する。

給湯用の横引き配管には、

勾配を設け、管内に発生した気泡を排出できるようにします。

選択肢2. 土中埋設の汚水排水管に雨水管を接続する場合は、ドロップ桝を介して接続する。

土中埋設の汚水排水管に雨水管を接続する場合は、

トラップ桝を設けます。

よって誤りです。

選択肢3. 銅管を鋼製金物で支持する場合は、ゴム等の絶縁材を介して支持する。

銅管を鋼製金物で支持する場合は、

ゴム等の絶縁材を介して支持します。

選択肢4. 揚水管のウォーターハンマーを防止するためには、ポンプ吐出側に防振継手を設ける。

揚水管のウォーターハンマーを防止するためには、

ポンプ吐出側に逆止弁を設けます。

よって誤りです。

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02

配管及び配管附属品の施工に関する問題です。

選択肢1. 給湯用の横引き配管には、勾配を設け、管内に発生した気泡を排出する。

問題文の内容通りです

 

給湯用の横走り配管は、上向き給湯管の場合は先下り、下向き給湯管の場合は先上がりで、水抜きや空気抜きが容易になるように勾配を設けます。

配管は凸凹を避けて配管し、鳥居配管のように凸凹が生じるときは、頂部に空気抜き弁を設置します。

選択肢2. 土中埋設の汚水排水管に雨水管を接続する場合は、ドロップ桝を介して接続する。

土中埋設の汚水排水管に、雨水管を接続することはできない

 

雨水排水設備の基本事項として、次の事項があります。

・雨水は、公共下水道の告示されている区域では、公共下水道に排水します。

・公共下水道に雨水専用管がある場合は、建物内や敷地内の雨水は、単独系統として接続します。

・雨水立て管は、他の排水立て管や通気立て管と兼用してはいけません。

・雨水横主管は、単独で敷地雨水ますか合流式敷地排水ますに接続します。

 

なお、ドロップますは、上流側配管と下流側配管との間に、大きな落差がある場合に設けます。

選択肢3. 銅管を鋼製金物で支持する場合は、ゴム等の絶縁材を介して支持する。

問題文の内容通りです

 

銅管を鋼製金物で支持するときは、ゴムなどを使って管の絶縁保護を行います。

選択肢4. 揚水管のウォーターハンマーを防止するためには、ポンプ吐出側に防振継手を設ける。

揚水管のウォーターハンマーを防止するためには、ポンプ吐出側に衝撃吸収式逆止め弁を設ける

 

逆止め弁は、流体を1方向のみに流し、流体の背圧で逆流を防止します。

ウォターハンマー防止のために、独立式スプリング機構で流体の逆流直前に急閉する衝撃吸収式逆止め弁を使います。

揚程が30mを超える高揚程の揚水ポンプに設ける逆止め弁には、ウォターハンマー防止の衝撃吸収式逆止め弁として、スモレンスキー逆止め弁が有効です。

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