2級管工事施工管理技士 過去問
令和3年度(2021年)後期
問25 (ユニットC 問25)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和3年度(2021年)後期 問25(ユニットC 問25) (訂正依頼・報告はこちら)

送風機及びポンプに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 斜流送風機は、ケーシングが軸流式の形状のものと、遠心式の形状のものがある。
  • 遠心送風機のうち、多翼送風機は、羽根車の出口の羽根形状が回転方向に対して前に湾曲している。
  • 水中モーターポンプは、耐水構造の電動機を水中に潜没させて使用できるポンプである。
  • 給水ポンプユニットの末端圧力一定方式は、ポンプ吐出側の圧力を検知し水量の増減に関係なく圧力が一定になるように制御する方式である。

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この過去問の解説 (2件)

01

送風機、ポンプに関する設問です。

選択肢1. 斜流送風機は、ケーシングが軸流式の形状のものと、遠心式の形状のものがある。

正しいです。斜流送風機とは、空気が拡散するように放出されるファンのことです。

選択肢2. 遠心送風機のうち、多翼送風機は、羽根車の出口の羽根形状が回転方向に対して前に湾曲している。

正しいです。多翼送風機とはシロッコファンのことです。シロッコファンは放出方向に向かってプロペラが前に湾曲しています。

選択肢3. 水中モーターポンプは、耐水構造の電動機を水中に潜没させて使用できるポンプである。

正しいです。設問文通りに覚えます。

選択肢4. 給水ポンプユニットの末端圧力一定方式は、ポンプ吐出側の圧力を検知し水量の増減に関係なく圧力が一定になるように制御する方式である。

誤りです。設問中の「末端」とは、「給水ポンプから最も遠い配管の末端」のことであって、この部分の圧力が一定になるようにポンプの速度を調整します。ポンプ吐出側の圧力を検知することではありません。

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02

送風機及びポンプに関する問題です。

選択肢1. 斜流送風機は、ケーシングが軸流式の形状のものと、遠心式の形状のものがある。

問題文の内容通りです

 

斜流送風機の羽根車の形状は、遠心式と軸流式の中間で、ケーシング形状は、軸流形状と遠心式形状があり、空調用には軸流形状が多く使われます。

風量と静圧は、遠心式と軸流式の中間で、小型に関わらず取扱う風量が大きく、静圧も高いという特徴があります。

選択肢2. 遠心送風機のうち、多翼送風機は、羽根車の出口の羽根形状が回転方向に対して前に湾曲している。

問題文の内容通りです

 

遠心式送風機は、羽根車の中に軸方向から空気が入り、半径方向に通り抜ける構造をしています。

その中の多翼送風機は、羽根車の出口の羽根形状が、回転方向に対して前に湾曲しています。

選択肢3. 水中モーターポンプは、耐水構造の電動機を水中に潜没させて使用できるポンプである。

問題文の内容通りです

 

水中ポンプに使用されるモーターは、ポンプとかご型誘導電動機のモーターが一体となった構造で、絶縁や構造が水中での使用に耐えられるようにしたものです。

選択肢4. 給水ポンプユニットの末端圧力一定方式は、ポンプ吐出側の圧力を検知し水量の増減に関係なく圧力が一定になるように制御する方式である。

給水ポンプユニットの末端圧力一定方式は、流量と推定末端圧力損失により圧力設定値を決め、末端圧力が一定になるように制御する方式である

 

給水ポンプユニットは、電動機と軸直結した遠心ポンプを使用し、インバーター制御で吐出圧力や推定末端圧力一定制御による圧送方式とします。

推定末端圧力一定方式は、流量と推定末端圧力損失により圧力設定値を決め、末端圧力が一定となる方式で、小水量時には小型圧力水槽で対応します。

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