2級管工事施工管理技士 過去問
令和3年度(2021年)後期
問26 (ユニットC 問26)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和3年度(2021年)後期 問26(ユニットC 問26) (訂正依頼・報告はこちら)

配管材料及び配管附属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ボールタップは、比較的小さなタンクの水位を一定に保つために用いる。
  • 架橋ポリエチレン管は、構造により単層管と二層管に分類される。
  • スイング逆止め弁を垂直配管に取り付ける場合は、下向きの流れとする。
  • 配管用炭素鋼鋼管には黒管と白管があり、白管は、黒管に溶融亜鉛めっきを施したものである。

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この過去問の解説 (2件)

01

配管材料に関する設問です。

選択肢1. ボールタップは、比較的小さなタンクの水位を一定に保つために用いる。

正しいです。トイレの給水タンクでよく使われています。

選択肢2. 架橋ポリエチレン管は、構造により単層管と二層管に分類される。

正しいです。二層管は赤か青のスリーブがついています。

選択肢3. スイング逆止め弁を垂直配管に取り付ける場合は、下向きの流れとする。

誤りです。上向きの流れにします。頻出かつ迷いやすいですが、「ふき上がるものにフタをする」イメージを覚えておきましょう。

選択肢4. 配管用炭素鋼鋼管には黒管と白管があり、白管は、黒管に溶融亜鉛めっきを施したものである。

正しいです。炭素鋼鋼管は黒色で、亜鉛メッキは銀色です。転じて白管と呼ばれています。

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02

配管材料及び配管附属品に関する問題です。

選択肢1. ボールタップは、比較的小さなタンクの水位を一定に保つために用いる。

問題文の内容通りです

 

ボールタップは、ロータンクや受水タンクなどへの給水を自動的に閉止する水栓です。

ボールとレバーと弁からなる構造で、一定水位に上昇するとボールの浮力でレバーに伝わり弁が閉じ、逆に水位が低下すれば弁が開いて給水します。

選択肢2. 架橋ポリエチレン管は、構造により単層管と二層管に分類される。

問題文の内容通りです

 

架橋ポリエチレン管は、中密度や高密度ポリエチレンを架橋反応でτ熱性・耐クリープ性を向上させた管です。

管は、構造から次の2種があります。

1) M種:単層管:メカニカル式継手で接合する管です。

2) E種:二層管:融着式継手で接合する管です。

選択肢3. スイング逆止め弁を垂直配管に取り付ける場合は、下向きの流れとする。

スイング逆止め弁を垂直配管に取り付ける場合は、上向きの流れとする

 

スイング逆止め弁は、弁座の摺り合わせ状態から見ると仕切弁に似て、リフト式に比べると弁が開いた状態では開口面積が広く、圧力損失が少なく、大口径バルブまでの使用ができます。

構造上、バルブの取付けは、水平配管と上向きの垂直配管とします。

選択肢4. 配管用炭素鋼鋼管には黒管と白管があり、白管は、黒管に溶融亜鉛めっきを施したものである。

問題文の内容通りです

 

配管用炭素鋼鋼管(SGP)は、亜鉛めっきを施した白管と、めっきをしていない黒管の2種類があります。

白管は、黒管を酸洗いの前処理後、溶融亜鉛めっきを施します。

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