2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
2 問5
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問題
2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 2 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
コールドドラフトの防止に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 屋外より侵入する隙間風を減らすため、外壁に面する建具の気密性を高める。
- 外壁面からの熱損失を減らすため、外壁面の熱通過率を小さくする。
- 窓面からの熱損失を減らすため、二重ガラスを使用する。
- 自然対流形の放熱器は、できるだけ内壁側に設置する。
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この過去問の解説 (1件)
01
コールドドラフトとは、冬季において室内へ冷気が侵入することをいいます。冷気の対流によって不快な状態(足元が寒い、天井付近が暖められ顔がほてるなどの状態)になります。
気密性(きみつせい)とは、室内外の空気の出入りの多さを表し、高ければ空気の出入りが少ないという意味です。建具(ドアや窓)のすきま風を減らせば冷気の侵入を防ぐことができます。
熱は物体を通過して伝わるため、物体の材質や厚み、空気層の有無などが重要になります。
断熱性能を高める(熱損失を減らす)ためには、熱通過率を小さくします(外壁を厚くする、材質をコンクリートから木材へ変更する、空気層を含んだ断熱材を設置交換するなど)。
二重ガラスにすることで、ガラスとガラスの間に空気層ができ、冷気がいったん暖められるため極度の冷気が緩和されます。また、すきま風の流入も抑えられるため、断熱性能が高まります。
適当ではありません。
内壁側では窓側から離れており、室内の温度差やムラが生じます。コールドドラフトを防止するためには、窓側に設置します(内壁側はインテリアゾーン、窓側はペりメーターゾーンともいいます)
冷暖房の設置位置や、設置する器具の大きさ、風量など、部屋にあったものを使用しなければコールドドラフトが生じることは大いにありますので、普段何気ないことですが注目してみるといいかもしれません。
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