2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
3 問2
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問題
2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 3 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
飲料用給水タンクに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 鋼板製タンク内の防錆処理は、エポキシ樹脂等の樹脂系塗料によるコーティングを施す。
- FRP製タンクは、軽量で施工性に富み、日光を遮断し紫外線にも強い等優れた特性を持つ。
- ステンレス鋼板製タンクを使用する場合、タンク内上部の気相部は塩素が滞留しやすいので耐食性に優れたステンレスを使用する。
- 通気口は、衛生上有害なものが入らない構造とし、防虫網を設ける。
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この過去問の解説 (1件)
01
飲料用給水タンクは、住宅の条件により屋上や建物内、最下層の床下など様々な箇所に設置されますが、点検スペースの確保や周辺の配管の設置の可否など、建築基準法施行令により詳細が決められていますので設置の際は注意が必要です。
鋼材はさびやすい特性がありますので、鉄材などが露出する部分には防錆処理(ぼうせいしょり)を施す必要があります(一部除く)。材質はエポキシ樹脂系のほか、ウレタン樹脂系やターペン可溶塗料があります。
適当ではありません。
FRP (Fiber Reinforced Plastics)は、繊維強化プラスチックという意味で、軽量かつ施工性が良い材質ですが、紫外線により劣化したり、熱や衝撃に弱かったりします。
ステンレス鋼材はクロムが含まれているため耐食性に優れており、殺菌に使用される塩素にも影響しにくい特性を持っています。
飲料用給水タンクは、汚染を最も避けなければならないものの一つです。大気中に開放される空間ですので、通気口には防虫網を設ける必要があります。
FRPという言葉は管工事で比較的使用される材質ですので、ガラス繊維を混ぜた強化プラスチックと覚えておきましょう。
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