2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
3 問4
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問題
2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 3 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
ダクト及びダクト附属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- スパイラルダクトの接続には、差込み継手又はフランジ継手を用いる。
- エルボの内側半径は、円形ダクトではダクトの直径の1/2以上とする。
- ダクトの断面を変形させる場合、上流側の拡大角度及び下流側の縮小角度は45度以内とする。
- 長方形ダクトの板厚は、長辺と短辺とも同じである。
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この過去問の解説 (1件)
01
ダクトは換気用、空調用といった空気を送り込むための管をいいます。ダクトの問題ですので、水などの液体には関係しないものですので混同しないように注意しておきましょう。
スパイラルダクトは管の周囲を溶融亜鉛メッキでらせん状に巻いた管をいいます。接続は継手の差込み、ビス打ち、シーリング、ダクトテープによる施工の差し込み継手や接続部に凸部を作ってボルト締めを行う施工のフランジ継手で行います。
エルボとは、別方向にダクトを曲げる際に円滑に流体を流すために設けられる部材で、カーブを描いた形状の管をいいます。エルボの曲率半径は大きければ大きいほど流体が円滑に進むようになり、管への負担も少なくなります。
適当ではありません。
ダクトの断面を変形させる場合は、管内の圧力損失を防止するために拡大角度は15度以内、縮小角度は30度以内とする必要があります。圧力損失が大きいと、管が内部の流体により振動を起こしたり、管の断面を変形させる部分で流体がぶつかり傷つけたりするため破損の原因となります。
長方形ダクトの板厚は長辺短辺ともに同じ板厚とし、板厚の選定基準は、ダクト内の圧力(低圧・高圧1、高圧2)によります。
ダクトの圧力損失と角度は頻出問題ですので、拡大15度、縮小30度以内と覚えておきましょう。
また、フランジ(つば部分)や板厚、アスペクト比などもよく出題されますので、過去問題を繰り返し解いておくといいと思います。
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