2級管工事施工管理技士 過去問
令和4年度(2022年)前期
問30 (ユニットD 問2)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和4年度(2022年)前期 問30(ユニットD 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

下図に示すネットワーク工程表において、クリティカルパスの所要日数として、適当なものはどれか。
ただし、図中のイベント間のA〜Hは作業内容、日数は作業日数を表す。
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  • 12日
  • 13日
  • 14日
  • 15日

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この過去問の解説 (2件)

01

クリティカルパスとは、作業工程の中で最も長い日数がかかるものをいいます。

選択肢1. 12日

この問題では最短の工程となり、順序は1-3-5-7となります。

クリティカルパスは最も長い工程を指すため、12日では不適当となります。

工事の説明の際にはクリティカルパスを算出しなければ、予定していた工程よりも大幅に遅れるなどの危険性をはらんでいますので、間違えないようにしましょう。

選択肢2. 13日

13日となる順序は、1-2-3-5-7、1-2-4-6-7の2通りです。

それぞれ5+4+4 = 13日、5+3+2+3 = 13日となります。

前者は5-7をたどって4日間の工程としていますが、5-6-7で6日間の工程があり、2日間の余裕が発生します。

後者は5を通らない工程ですので、2-6の工程では2日間の余裕ができます

選択肢3. 14日

14日となる工程の順序は、1-3-5-6-7で、4+4+3+3 = 14日となります。

2と3を結ぶ点線のアローは同時に施工が完了した場合に次の工程に進むことができますので、2の施工完了まで1日の余裕が発生します

選択肢4. 15日

クリティカルパスに該当する日数です

工程の順序は、1-2-3-5-6-7で、5+4+3+3 = 15日 となります。

点線のアロー(矢印)も同様にたどることができますので、様々な順序を試してたどるようにしましょう。

まとめ

今回は1通りでしたが、クリティカルパスの工程順序が複数となる場合もありますので、混乱しないようにしましょう

問題での全体の工程数は少ないので(例年では4-5通り程度)、落ち着いて答えましょう。

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02

ネットワーク工程表のクリティカルパスの所要日数に関する問題です。

 

➀から⑦までの行程は、次の3つがあり、それぞれについての所要日数を検証します。

1) ➀→③→⑤→⑦      (単純計算では、12日)

2) ➀→②→④→⑥→⑦    (単純計算では、13日)

3) ➀→③→⑤→⑥→⑦    (単純計算では、14日)

 

1) についての検証

③から次の作業Cを始めるには、➀→②が済んでいる条件になるため、➀→③→⑤は、5日+4日=9日となり、1) の所要日数は、9+4=13日になります。

 

2) についての検証

⑥から次の作業Hを始めるには、Fが終了している必要があります。

➀→③→④→⑤→⑥の所要日数は、➀→③→⑤が9日なります。

しかし、➀→②→④→⑥の所要日数が、10日ですが、➀→③→⑤→⑥の日数は、12日なので、Fが終了するまで、H作業は開始できません。

したがって、2) の所要日数は、➀→②→④→⑥→F終了→⑦の所要日数で、12日+3日=15日です。

 

3) についての検証

➀→③→C作業開始では、➀→②が終了する必要があり、C作業開始までには、5日掛かります。

したがって、➀→③→⑤→⑥→⑦は、5日+4日+3日+3日=15日で、クリティカルパスです。

選択肢1. 12日

クリティカルパス所要日数ではありません

選択肢2. 13日

クリティカルパス所要日数ではありません

選択肢3. 14日

クリティカルパス所要日数ではありません

選択肢4. 15日

クリティカルパス所要日数です

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