2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
4 問4
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問題
2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 4 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 重大災害とは、一時に3人以上の労働者が、業務上死傷または罹病した災害事故をいう。
- 指差呼称は、指で差し示し、目で確認して、大きな声で呼称する安全確認の手法である。
- 荷を吊り上げるワイヤーロープは、安全係数3を確保し、吊り角度を考慮して長さを選定する。
- 一つの荷物で重量が100kg以上のものを貨物自動車に積む作業を行うときは、当該作業を指揮する者を定める。
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この過去問の解説 (1件)
01
建設業は事故による死亡者の率が非常に高いこととして知られています。そのため、安全管理においては最も重要視する必要があります。
設問の通り、3人以上の労働者が災害により死傷した場合、重大災害といいます。建設業は令和2年以降増加傾向にあり、令和4年では前年より墜落・転落・激突され・飛来・落下による事故が大きく増加しました。
指差呼称をすることで、見るだけの確認よりも詳細まで確実にすることができ、他人との相互確認も行える良い手法です(駅のホームに行くと、駅員が指差呼称を行っているところを見ることができます)。
ワイヤーロープの安全係数は3ではありません。
安全係数は6です。安全荷重を計算する際は、ワイヤーの破断する荷重(太さ・規格・摩耗状態により変動する)、吊本数(2本もしくは4本)、安全係数6、ワイヤーとつり荷の水平部分からの吊角度により計算します。
労働安全衛生規則により定められており、積む以外に卸す作業の場合にも作業指揮者が必要です。
安全管理は建設工事において最も重要視する項目であり、些細なことでも怠ると重大な災害が起こりうる危険性があります。工事を行う上での基礎部分でもありますので、しっかり理解しましょう。
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