2級管工事施工管理技士 過去問
令和4年度(2022年)前期
問32 (ユニットD 問4)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和4年度(2022年)前期 問32(ユニットD 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
- 重大災害とは、一時に3人以上の労働者が、業務上死傷または罹病した災害事故をいう。
- 指差呼称は、指で差し示し、目で確認して、大きな声で呼称する安全確認の手法である。
- 荷を吊り上げるワイヤーロープは、安全係数3を確保し、吊り角度を考慮して長さを選定する。
- 一つの荷物で重量が100kg以上のものを貨物自動車に積む作業を行うときは、当該作業を指揮する者を定める。
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この過去問の解説 (2件)
01
建設業は事故による死亡者の率が非常に高いこととして知られています。そのため、安全管理においては最も重要視する必要があります。
設問の通り、3人以上の労働者が災害により死傷した場合、重大災害といいます。建設業は令和2年以降増加傾向にあり、令和4年では前年より墜落・転落・激突され・飛来・落下による事故が大きく増加しました。
指差呼称をすることで、見るだけの確認よりも詳細まで確実にすることができ、他人との相互確認も行える良い手法です(駅のホームに行くと、駅員が指差呼称を行っているところを見ることができます)。
ワイヤーロープの安全係数は3ではありません。
安全係数は6です。安全荷重を計算する際は、ワイヤーの破断する荷重(太さ・規格・摩耗状態により変動する)、吊本数(2本もしくは4本)、安全係数6、ワイヤーとつり荷の水平部分からの吊角度により計算します。
労働安全衛生規則により定められており、積む以外に卸す作業の場合にも作業指揮者が必要です。
安全管理は建設工事において最も重要視する項目であり、些細なことでも怠ると重大な災害が起こりうる危険性があります。工事を行う上での基礎部分でもありますので、しっかり理解しましょう。
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02
建設工事の安全管理に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
重大災害とは、不休も含む一時に、3人以上の労働者が業務上で死傷あるいはり病した災害です。
厚生労働省は、重大災害を詳細に原因調査・統計・分析し、重大な労働災害の統計を作成・公表しています。
重大な労働災害は、墜落が1位で約40%、飛来落下と倒壊が第2,3位で約8%です。
正
問題文の内容通りです。
指差呼称は、これから作業する対象物に対し、指差呼称によって、対象物が間違いないこと、作業する対象物を意識すること、などを目的としています。
誤
荷を吊り上げるワイヤーロープは、安全係数6以上を確保し、吊り角度を考慮して長さを選定する。
「クレーン等安全規則第213条(玉掛け用ワイヤロープの安全係数)」
【 クレーン、移動式クレーンまたはデリックの玉掛用具のワイヤロープの安全係数は、6以上でなければ使用しません。
安全係数は、ワイヤロープの切断荷重の値を、ワイヤロープに掛かる最大荷重値で除した値です。 】
正
問題文の内容通りです。
「労働安全衛生規則第151条の70(積卸し)」
【 荷の重量が 100 kg以上を、貨物自動車に積む作業(ロープ掛け作業、シート掛け作業を含む)、貨物自動車から卸す作業(ロープ解き作業、シート外し作業を含む)を行うときは、作業指揮者を定め、次の事項を行わせます。
1) 作業手順及び作業手順ごとの作業の方法を決定し、作業を直接指揮します。
2) 器具及び工具を点検し、不良品を取り除きます。
3) 作業を行う箇所には、関係労働者以外を立ち入らせないようにします。
4) ロープ解き作業及びシート外し作業では、荷台上の荷の落下の危険がないことを確認した後に、作業の着手を指示します。
5) 昇降設備や保護帽の使用状況を監視します。 】
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