2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
4 問5
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問題
2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 4 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 吸収冷温水機は、運転時の振動が大きいため、一般的に、防振基礎に据え付ける。
- アンカーボルトは、機器の据付け後、ボルトの頂部のねじ山がナットから3山程度出る長さとする。
- パッケージ形空気調和機は、コンクリート基礎上に防振ゴムパッドを敷いて水平に据え付ける。
- アンカーボルトを選定する場合、常時荷重に対する許容引抜き荷重は、長期許容引抜き荷重とする。
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この過去問の解説 (1件)
01
機器の据付における振動への対策はその機器の性質を理解しなければなりません。また、据付には点検スペースなども考慮するので、危機を据え付ける計画の段階でしっかり調査をしておく必要があります。
適当ではありません。
吸収冷温水機は、水を吸収しやすい特徴を持つ臭化リチウムを用いて冷媒である水を吸収します。化学的な反応により圧力変化が生じ、その結果温度差を生じさせているため、エネルギーをあまり必要としません。そのため、運転時の振動は小さく、防振基礎に据え付ける必要はありません。
設問のとおりです。ねじ山といえば3山と覚えておけば、この設問は正しいとわかるとすぐ判断できます。
パッケージ形空気調和機は、吸込み口、吐出し口、送風機、コイル、フィルターがセットになったコンパクトな空気調和機をいいます。設備面積は小さいものの、稼働により振動が生じるため、防振ゴムパッドを敷く必要があります。
設問のとおり、建築や設備に関する荷重の計算は、基本的に長期的な許容荷重を適用します。
この問題では、吸収式冷温水機の特徴(仕組み)について問われていました。メカニズムを理解するまでが難しいですが、吸収=化学的反応→圧力変化のためのエネルギーが遠心よりも少なくて済むと覚えておきましょう。
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