2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
4 問6
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問題
2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 4 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 冷媒配管の銅管の接合には、差込接合(ろう付け)、フランジ接合、フレア接合がある。
- 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ接合においては、配管切断後、ライニング部の面取りを行う。
- 排水立て管は、下層階に行くに従い、途中で合流する排水量に応じて管径を大きくする。
- 給水管の埋設深さは、私道内の車両通路(重車両通路部は除く。)では600mm以上とする。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題では、給水管や管自体の加工などの設問がありますが、ポイントは接合、管径、管端処理、埋設深さです。
理解しやすい用語からでもいいので、設問に出た用語を調べておくことが重要となります。
冷媒配管(れいばいはいかん)の銅管の接合には、差込口と受け口に接着剤を塗布して差込む方法、管端にフランジという凸部を設けてボルト締めを行う方法、フレアとは広がったものの形状を表し、管端が広がっているものとそうでないものを嚙み合わせ、その周囲をナットで締めて圧着させる方法があります。
設問のとおりです。水道硬質塩化ビニルライニング鋼管(SGP-VA, VB, VD)はライニング部の面取りを行うことで、鋼管の寸法のずれによる接続不良(漏水など)、作業員の接触による怪我がなくなります。
適当ではありません。
設問のような管径を徐々に大きくしたものをタケノコ配管といいます。
管内の圧力が管径の変化する部分で急激に変化するため、跳ね出し作用や自己サイホン作用などの減少が生じやすくなり、管の破損にもつながる恐れがあります。
車両が通過する道路下では、給水管が重量に耐える必要があるため、埋設深さは深く(600mm以上)なります。車両が通過しない敷地内では、埋設深さは300mm以上とされています。
給水管の埋設深さや、管の接合の種類など専門的な用語が多く出題されていますが、二次試験の記述につながる内容でもありますので、一つ一つ用語の意味を理解しておきましょう。
タケノコ配管はよく出てくる用語となりますので、画像などを参考に視覚的に覚えておくこともいいと思います。
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