2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
4 問9
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問題
2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 4 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
吐出しダンパーにより風量を調整する多翼送風機の試運転調整における一般的な実施順序として適当なものはどれか。
A:手元スイッチで瞬時運転し、回転方向を確認する。
B:吐出しダンパーを全開にする。
C:吐出しダンパーを全閉にする。
D:送風機を運転する。
E:軸受温度を点検する。
F:吐出しダンパーを徐々に開いて規定風量に調節する。
G:吐出しダンパーを徐々に閉じて規定風量に調節する。
A:手元スイッチで瞬時運転し、回転方向を確認する。
B:吐出しダンパーを全開にする。
C:吐出しダンパーを全閉にする。
D:送風機を運転する。
E:軸受温度を点検する。
F:吐出しダンパーを徐々に開いて規定風量に調節する。
G:吐出しダンパーを徐々に閉じて規定風量に調節する。
- A → B → D → G → E
- A → B → D → E → G
- B → A → D → G → E
- C → A → D → F → E
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この過去問の解説 (1件)
01
多翼送風機は、シロッコファンとも呼ばれ、円筒の形状をしており、側面部に細長い形状をしたたくさんの羽根が角度をつけてついています。円筒の円の中心部を軸とし、回転することで遠心力が働き、軸部分の空気が羽根を通って羽根の外側へ風を送り込むことができます。
身近なものでは、レンジフード(換気扇)に使用されています。
瞬時スイッチの操作は最初に行いません。仮に回転方向が逆だった場合、吐出しダンパーも全開にしていると大量の風が逆流するため、非常に危険です。全開ではなく全閉にする必要がありますので、誤りです。
瞬時スイッチの操作は最初に行いません。また吐出しダンパーも全開ではなく全閉にする必要があります。軸受け温度は風量を調節したのちに測定しますので、誤りです。
吐出しダンパーは運転前に全閉にし、風量を制御しておく必要がありますが、反対の順番となっていますので誤りです。
適当な順番です。
吐出しダンパーは、まず運転前には閉じておく必要があります。仮に吐出しダンパーを開けた状態で起動してしまうと、突然大量の風が送り込まれ、機械の故障につながります。
試運転調整に関しては、順番が決まっていますので、まず何を確かめるのか、何を調節するのかを繰り返し読んで把握しておきましょう。併せて、軸受け温度は外部温度よりも40℃以上の温度差がないかについても覚えておくといいと思います。
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