2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
5 問1

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 5 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

労働安全衛生管理に関する記述のうち、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
  • 事業者は、最大積載量が5トン未満の貨物自動車に荷を積む作業を行うときは、床面と荷台上の荷の上面との間を安全に昇降するための設備を設けなくてもよい。
  • 事業者は、労働者に危険を及ぼすおそれのないときを除き、フォークリフトを荷のつり上げの用途に使用してはならない。
  • 事業者は、高所作業車を用いて作業(道路上の走行の作業を除く。)を行うときは、あらかじめ、作業の方法を示した作業計画を定めなければならない。
  • つり上げ荷重が5トン未満の移動式クレーンには、「クレーン等安全規則」は適用されない。

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この過去問の解説 (1件)

01

工事を行うにあたっては、安全は何よりも最優先されるべき事項です。施工したものの品質が良くても安全なくしては必ずしも良い会社とは評価されません。

選択肢1. 事業者は、最大積載量が5トン未満の貨物自動車に荷を積む作業を行うときは、床面と荷台上の荷の上面との間を安全に昇降するための設備を設けなくてもよい。

安全衛生規則151条の67に設問の内容の記載がありますが、令和6年2月より改正が入ります

改正後は、昇降設備の設置義務の範囲が広くなり、2トン以上の貨物自動車の荷物の積み下ろしに適用されます。他にも、墜落保護用の検定に合格した保護帽の着用義務なども定められています。

選択肢2. 事業者は、労働者に危険を及ぼすおそれのないときを除き、フォークリフトを荷のつり上げの用途に使用してはならない。

設問の内容は、労働安全衛生規則の151条の14に記載があります。

(主たる用途以外の使用の制限)

選択肢3. 事業者は、高所作業車を用いて作業(道路上の走行の作業を除く。)を行うときは、あらかじめ、作業の方法を示した作業計画を定めなければならない。

設問の内容は、労働安全衛生規則の194条の9に記載があります。

(作業計画)

選択肢4. つり上げ荷重が5トン未満の移動式クレーンには、「クレーン等安全規則」は適用されない。

適当ではありません

吊上げ荷重が0.5t (500kg) 未満には、クレーン等安全規則は適用されませんが、設問の場合は適用されます。クレーン等安全規則とは、クレーンの製造・試験・使用・教育・制限などが記載されています。

まとめ

クレーンについての作業は玉掛でも1t以上からは技能講習が必要とされるため、非常に危険な作業となります。1トン、2トン、5トンや〇〇以上、未満などの明確な区切りについては頻繁に出題されるため、しっかり理解しておきましょう。

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