2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
1 問5
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問題
2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 1 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
電気設備において、「記号又は文字記号」とその「名称」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
- EM−IE ――― 600V耐燃性ポリエチレン絶縁電線
- PF ――――― 合成樹脂製可とう電線管
- MC ――――― 電磁接触器
- ELCB ―――― 配線用遮断器
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この過去問の解説 (1件)
01
電気設備について、材質や機械の種類などを図面上に表記するために多く用いられます。その種類は非常に多く、覚えることは難しいかもしれません。
今回は過去問題に出題されている内容を把握しておけば問題はないかと思います。また、この機会に積極的に材質を示すアルファベットや図面記号を記憶することができれば、実務に大いに活用できます。
EMはエコマテリアル(Eco-Material)の略でケーブルや導体を覆う材質として、環境を配慮したポリエチレンを使用しています。また、電線などの発熱により燃えないように水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウムなどの燃えにくい成分を含ませています。
IEは屋内用の絶縁電線に適用される意味であり、一般的な電気製品の配線に使用されます。ポリエチレンは紫外線に弱いので、屋外での使用には適しません。
PFはフェノール樹脂(Phenol Formaldehyde Resin)という合成樹脂でできたプラスチック管を指します。可とうとは、柔軟性を持ち、折り曲げることができる性能を指し、加工が容易にできるほか、耐燃性、絶縁性、耐水性、耐酸性を持つ優れた材質です。
MCはマグネットコンダクタ(Magnet conductor)とも呼ばれ、大きな電流との接点や小さな電流の補助接点を有しています。負荷電流の開閉に使用され、電動機やヒーターなどに使用されます。
適当ではありません。
ELCBは漏電(ろうでん)遮断器(Earth Leakage Circuit Breaker)のことを指します。漏電遮断器とは、漏電を感知し、自動的に電気を遮断することができます。
配線用遮断器は、MCCB(Model Case Circuit Breaker)であり、漏電を感知する機能がないため、水気の多い水回りやコンセントには使用しないようにしましょう。
各記号の英訳を覚えることができれば、把握することは可能かもしれませんが、膨大な量となります。文字記号は電気設備や管の材質、図面記号のようなアルファベット以外のものもありますので、普段から使用する記号(GM:ガスメーター、MH:マンホール、P:合成樹脂など)から覚えていくといいでしょう。
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