2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
2 問6
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問題
2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 2 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
パッケージ形空気調和機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- マルチパッケージ形空気調和機には、1台の屋外機で冷房と暖房を屋内機ごとに選択できる機種もある。
- 業務用パッケージ形空気調和機は、一般的に、代替フロン(HFC)が使用されており、「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」の対象となっている。
- パッケージ形空気調和機には、空気熱源ヒートポンプ式と水熱源ヒートポンプ式がある。
- マルチパッケージ形空気調和機方式は、ユニット形空気調和機を用いた空気調和方式に比べて、機械室面積等が広く必要となる。
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この過去問の解説 (1件)
01
空気調和機には複数の種類があり、対象とする建物(業務用・家庭用)、コスト、ファンや熱交換器の組み込みの有無など様々です。
マルチパッケージ形空気調和機は、1台の屋外機と複数の屋内機が配管で繋がれた状態となっています。屋内機のそれぞれに圧縮機や凝縮器をはじめとした機器が組み込まれており、個別に冷暖房の選択、調整を行うことができます。
代替フロン(Hydro Fluoro Carbon)とは、C2HF5と化学式で示され、従来のフロンガスとは異なり、塩素原子(Cl)を含んでいないため、環境問題となっているオゾン層の破壊について影響を与えない物質であることが知られています。従来のフロンガスは、平成27年4月1日から環境中にフロンガスが排出しないように抑制する法律が全面施行されました。
ヒートポンプ式は、地球にもともとある熱を利用した冷暖房方式で、ガスや電気を使用して空気を加熱冷却する方式に比べると二酸化炭素や窒素酸化物の排出量を抑えられ、環境負荷をかけません。大気中の熱を利用する空気熱源と、井戸水や河川を利用する水熱源のものがあります。
適当ではありません。
どちらもセットという意味では似ているかもしれませんが、マルチパッケージ形空気調和機方式は、空気調和機本体の中に圧縮機や凝縮器をはじめとした機器が組み込まれているため、ユニット形のようなボイラーと冷凍機をつないだ状態とは少し異なり、コンパクトな造りとなっています。
パッケージは一つの中に包まれている、ユニットはそれぞれの集団が集まって(つながって)いる状態と、ニュアンスが少し異なりますので、勘違いしやすいかもしれませんがイメージできるといいと思います。
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