2級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)前期
問25 (3 問2)

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)前期 問25(3 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

水中モーターポンプに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 水中モーターポンプの乾式は、水が内部に浸入しないよう空気又はその他の気体を充満密封したものである。
  • 汚水や厨房排水のような浮遊物質を含む排水槽では、電極棒により自動運転する。
  • 羽根車の種類は、一般的に、オープン形とクローズ形に分類される。
  • 汚物用水中モーターポンプは、浄化槽への流入水等、固形物も含んだ水を排出するためのポンプである。

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この過去問の解説 (1件)

01

水中モーターポンプに関する問題です。

選択肢1. 水中モーターポンプの乾式は、水が内部に浸入しないよう空気又はその他の気体を充満密封したものである。

問題文の内容通りです

 

水中ポンプに使用されるモーターは、ポンプとモーターが一体の構造で、モーターが、絶縁・構造で水中で使えるようになっています。

型式には、水中形、乾式、油封式、キャンド式があります。

 

乾式は、外部の水が内部に侵入しないように、空気かその他の気体で充満密封された構造です。モーター寿命は、密封構造に左右され、長寿命品は製作できず、汚水や汚物のポンプとして使用されます。

選択肢2. 汚水や厨房排水のような浮遊物質を含む排水槽では、電極棒により自動運転する。

汚水や厨房排水のような浮遊物質を含む排水槽では、フロートスイッチにより自動運転する

 

ポンプの自動運転で使用されるレベルスイッチには、フロートスイッチ、電極棒スイッチがありますが、電極棒スイッチは、排水中の浮遊物や固形物が付着して、誤作動を起こすため、使用できませんので、フロートスイッチを使います。

 

なお、排水構内の排水の貯留が長時間に渡ると、腐敗による悪臭が強くなり、周囲への影響が大きいため、タイマーによる制御で自動運転し、同時にレベル検出による水位制御と併用するのが最善です。

選択肢3. 羽根車の種類は、一般的に、オープン形とクローズ形に分類される。

問題文の内容通りです

 

オープン形羽根車は、吸込側の側板がない羽根車で、水中ポンプはほとんどがこの形式です。

 

クローズ形羽根車は、吸込側の側板と羽根車を一体化した形式です。

選択肢4. 汚物用水中モーターポンプは、浄化槽への流入水等、固形物も含んだ水を排出するためのポンプである。

問題文の内容通りです

 

汚物用水中モーターポンプは、固形物を含んだ汚水のような水を排出するポンプで、ポンプ口径が50 mm以上で、ポンプ口径 50 mmで、20 mmの球形固形物を通過させます。

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