2級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)後期
問2 (1 問2)

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)後期 問2(1 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

空気環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 室内の浮遊粉じんは、人体の呼吸器系に影響を及ぼす。
  • 臭気は、空気汚染を示す指標の一つであり、臭気強度や臭気指数で表す。
  • 居室の必要換気量は、一酸化炭素濃度の許容値に基づき算出する。
  • ホルムアルデヒドの室内濃度が高くなると、目や呼吸器系を刺激し健康に影響を及ぼす。

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この過去問の解説 (1件)

01

空気環境に関する問題です。

選択肢1. 室内の浮遊粉じんは、人体の呼吸器系に影響を及ぼす。

問題文の内容通りです

 

浮遊粉じんは、在室者の活動、衣類の繊維やほこり、喫煙、暖房器具から発生し、空気の乾燥とともに増加します。

1μm以上の粉じんは気管に付着しタンで排出され、たばこのような1μm以下ははいにたっし、肺障害の原因となります。また、じん埃に病原性細菌やカビの付着もあります。

選択肢2. 臭気は、空気汚染を示す指標の一つであり、臭気強度や臭気指数で表す。

問題文の内容通りです

 

臭気の原因は、人の呼吸、口臭、汗、皮膚分泌物、喫煙、調理などで、その大きさは次表のように表されます。

ヤグローによる臭気強度のスケール

指数示性語影響
0無臭感知せず。
0.5最小限界微弱で、訓練された者には分かる。
1明確

正常な人に容易に嗅ぎ出せるが、

不快ではない。

2普通

ゆかいではなく、不快でもない、

室内での許容範囲の強さ。

3強い不快で、嫌悪感のある空気。
4猛烈猛烈に、不快。
5耐えられず吐き気を催す。

選択肢3. 居室の必要換気量は、一酸化炭素濃度の許容値に基づき算出する。

居室の必要換気量は、換気項目別の許容値に基づき算出する

 

汚染源が室内にあるときの必要換気量算出

1人当たりの専有面積による必要換気量計算

シックハウス対策による必要換気量計算

などの、計算項目がありますが、例として、室内汚染源の場合について、例記します。

 

汚染源が室内にあるときの必要換気量算出方法

項目内容(必要換気量算出方法は省略)
発熱量

人体からに発熱量

室内熱源からの発熱量

有害ガス

燃焼物からの有害ガス

室内からの有害ガス

煙突付き器具石油ストーブ、ガスぶろ、ボイラ燃焼
喫煙量喫煙量
塵埃量発じん量
水蒸気量

人体からの水蒸気発生量

燃焼物からの水蒸気

炊飯などからの発生量

選択肢4. ホルムアルデヒドの室内濃度が高くなると、目や呼吸器系を刺激し健康に影響を及ぼす。

問題文の内容通りです

 

ホルムアルデヒドの濃度と影響を下表に示します。

ホルムアルデヒド濃度

推定中央値(ppm)

影響
0.08臭い検知
0.4目の刺激
0.5のどの炎症
2.6鼻・目の刺激
4.6催涙(30分間が限度)
15強度の催涙
31生命の危険・延焼・排煙
104死亡

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