2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問11 (2 問5)

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年)前期 問11(2 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

温水暖房における膨張タンクに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 開放式膨張タンクの場合、膨張管の接続位置は、ポンプの吐出し側とする。
  • 開放式膨張タンクにボイラーの逃がし管を接続する場合、その途中に弁は設けない。
  • 開放式膨張タンクは、装置内のエア抜きとしても利用できる。
  • 密閉式膨張タンクは、設置場所の制限が少ないため、ボイラー室等に設置できる。

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この過去問の解説 (1件)

01

温水暖房における膨張タンクに関する問題です。

選択肢1. 開放式膨張タンクの場合、膨張管の接続位置は、ポンプの吐出し側とする。

開放式膨張タンクの場合、膨張管の接続位置は、ポンプの吸込み側とする

 

開放式膨張タンクは、温水や給湯装置内で膨張した量を、膨張管を介して大気開放タンクで受けるものです。

・タンクは同一配管系に1基のみ設置します。複数あると、どれかのタンクから配管水が流出します。

・同一配管系とタンクの接続点は、1か所とします。2か所以上設けると循環経路ができあがって、膨張タンクに配下水が流入します。

空調配管系を正圧にと持つために、膨張管の接続位置は、ポンプの吸込側とします

選択肢2. 開放式膨張タンクにボイラーの逃がし管を接続する場合、その途中に弁は設けない。

問題文の内容通りです

 

ボイラーに逃し弁や安全弁の代わりに逃し管を取付けるときは、途中に弁を取付けてはいけません

選択肢3. 開放式膨張タンクは、装置内のエア抜きとしても利用できる。

問題文の内容通りです

 

開放式膨張タンクは、装置内の空気の排出口として利用できますが、配管の空気だまりには、空気抜き弁を設ける必要があります。

選択肢4. 密閉式膨張タンクは、設置場所の制限が少ないため、ボイラー室等に設置できる。

問題文の内容通りです

 

密閉式膨張タンクは、温水や給湯装置内で膨張した量を、タンク内のゴム製のベローズなどの中に封入された空気の圧縮性を利用し、吸収するタンクです。

タンクは、設置場所の制限が少ないため、ボイラー室などに設置することが可能です。

配管径の異常圧力上昇を防止するには、安全弁か逃し弁を設置します。

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