2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問35 (4 問7)

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年)前期 問35(4 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

ダクト及びダクト附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ダクトに設けるリブ補強は、ダクトの変形や騒音及び振動の発生を防止するために設ける。
  • 外壁を貫通するダクトとスリーブとの隙間は、バックアップ材等を充填し、シーリング材にて水密を確保する。
  • 共板フランジ工法ダクトとアングルフランジ工法ダクトでは、横走りダクトの許容最大吊り間隔は同じである。
  • 厨房の排気ダクトには、ダクト内の点検ができるように点検口等を設ける。

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この過去問の解説 (1件)

01

ダクト及びダクト附属品の施工に関する問題です。

選択肢1. ダクトに設けるリブ補強は、ダクトの変形や騒音及び振動の発生を防止するために設ける。

問題文の内容通りです

 

ダクトは、内部の気流による振動や騒音の発生、内外圧による変形や破損があり、これらの防止のために補強が必要です。

ダクトの板振動による騒音防止には、保温をしない長辺 450 mmを超えるダクトには、間隔 300 mm以下のピッチで、補強リブを入れます。

選択肢2. 外壁を貫通するダクトとスリーブとの隙間は、バックアップ材等を充填し、シーリング材にて水密を確保する。

問題文の内容通りです

 

貫通部の処理に当たっては、外壁を貫通する配管とスリーブとの隙間は、バックアップ材を充塡し、シーリング材でシーリングし、水密を確保します。ダクトの場合も同様です。

選択肢3. 共板フランジ工法ダクトとアングルフランジ工法ダクトでは、横走りダクトの許容最大吊り間隔は同じである。

共板フランジ工法ダクトとアングルフランジ工法ダクトでは、横走りダクトの許容最大吊り間隔は、アングルフランジ工法ダクトの方が長い

 

ダクトの支持方法は、配管の支持と同じです。ダクトの支持間隔は次の通りです。

 

アングルフランジ工法のダクトの支持間隔は、3640 mm以下です。

共板フランジ工法のダクトの支持間隔は、2000 mm以下です。

■スライドオンフランジ工法のダクトの支持間隔は、3000 mm以下です。

■スパイラルダクトの支持間隔は、4000 mm以下です。

■円形ダクトの支持間隔は、3640 mm以下です。

■中央や各階機械室では、450 mm以下の横走りダクトの支持間隔は、2000 mm以下です。

選択肢4. 厨房の排気ダクトには、ダクト内の点検ができるように点検口等を設ける。

問題文の内容通りです

 

ダクトの取付けに当たっては、厨房の排気ダクトは、ダクト内の点検が可能な措置を取るようにします。

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