2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問10 (ユニットB 問4)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問10(ユニットB 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

エアフィルターの「種類」と「主な用途」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
  • 自動巻取形 ――――― 厨房排気
  • 粗じん用エアフィルター ――――― 外気用
  • 電気集じん器 ――――― 一般空調用
  • 活性炭フィルター ――――― 有害ガス除去

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この過去問の解説 (2件)

01

エアフィルターの「種類」と「主な用途」に関する問題です。

選択肢1. 自動巻取形 ――――― 厨房排気

衝突粘着形 ――――― 厨房排気

自動巻取形 ――――― ビルや一般空調用

 

自動巻取形のフィルターは、ロール状に巻いたろ材の前後の差圧かタイマーで、電動機を用いて自動的に移動させて別のロールで巻取、長時間使用でき、ビル・一般空調用プレフィルタです。

衝突粘着式は、粘着油を塗った金網か金属板に、粉じんを慣性力で衝突させて付着させ、厨房のグリースフィルタとしてオイルミストを捕集します。

選択肢2. 粗じん用エアフィルター ――――― 外気用

正しい組み合わせです

 

粗じん用エアフィルターは、金属製や木製枠にろ材を組み込み、プレフィルターとして用いられ、空調機器の入口に設置されて外気の粗じんを吸着します。

選択肢3. 電気集じん器 ――――― 一般空調用

正しい組み合わせです

 

直流高電圧を使い粉塵を帯電させクーロン力で吸引・捕集方式で、一般空調用の洗浄で使用します。

選択肢4. 活性炭フィルター ――――― 有害ガス除去

正しい組み合わせです

 

塩素ガスや亜硫酸ガスなどの分子量の大きい有害ガスの除去に使用します。

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02

換気設備に取り付けるフィルターに関する設問です。

選択肢1. 自動巻取形 ――――― 厨房排気

誤りです。

自動巻取型とは、主に業務用空調で、粗じん用エアフィルターなどを長いロール形状にしたものを、

電車やバスの方向幕の要領で回しながら使う機器です。

主に大型建築物の一般換気で用います。

 

厨房排気にはコンロで生じた湯気や煙に含まれる油分がダクトに滞留して火災にならないよう、

グリスフィルターという金属網タイプのフィルターが必要です。

選択肢2. 粗じん用エアフィルター ――――― 外気用

正しいです。

粗じん用エアフィルターとは、

粒径5ナノメートル以上の粉じんを除去するものです。

フィルターの中では粗い粉じんを除去するため、プレフィルターとも呼びます。

業務用空調機器においては、主にガラス繊維やポリエステル繊維などで作られた分厚い布のようなフィルターが多いです。

 

外気には粗い粉塵が多いので、外気用フィルターとして用います。

選択肢3. 電気集じん器 ――――― 一般空調用

正しいです。

電気集じん器とは、粉じんに高電圧をかけて機器の電極に吸い付かせるタイプのフィルターです。

一般家庭では通常使いませんが、大型建築物では空調機器と組み合わせて使う場合があります。

選択肢4. 活性炭フィルター ――――― 有害ガス除去

正しいです。

活性炭は有害ガスを吸着する特性があります。

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