2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問11 (2 問5)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問11(2 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

吸収冷温水機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 冷媒は水なので、フロン系の冷媒は使用していない。
  • 木質ペレットを燃料として使用する機種もある。
  • 立ち上がり時間は、一般的に、圧縮式冷凍機に比べて長い。
  • 電力消費量は、遠心冷凍機に比べて大きい。

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この過去問の解説 (1件)

01

吸収冷温水機に関する問題です。

選択肢1. 冷媒は水なので、フロン系の冷媒は使用していない。

問題文内容のとおりです

 

一重効用吸収冷凍機は、加熱源として蒸気、高温水か温水を使用します。

二重効用吸収冷凍機は、高圧蒸気で高温再生機を加熱し、高温再生器で発生した冷媒水蒸気をさらに低温再生器の過熱に用います。

 

高圧側の再生器と凝縮器、低圧側の蒸発器と吸収器、高圧側と低圧側の圧力差で、冷媒液は凝縮器からU字型流路を経て蒸発器に入ります。

冷媒液は水です

選択肢2. 木質ペレットを燃料として使用する機種もある。

問題文内容のとおりです

 

熱源には、ガス、油、蒸気、温水、排ガスなどが有ります。

カーボンニュートラルでCO2削減のため、木質ペレットが、熱源に使用されます。

選択肢3. 立ち上がり時間は、一般的に、圧縮式冷凍機に比べて長い。

問題文内容のとおりです

 

圧縮冷凍機は、蒸発器、圧縮機、凝縮器、膨張弁を構成とした冷凍サイクルで、高圧蒸気を導入して、冷水を供給する機器です。

吸収冷温水機は、蒸発器、吸収器、再生器、凝縮器で構成され、加熱源にはガスや油を燃焼させる方式です。

吸収冷温水機は、加熱源に燃料を燃焼させるため、燃焼時間と熱伝達時間を要するため、立上り時間が長くなります

選択肢4. 電力消費量は、遠心冷凍機に比べて大きい。

電力消費量は、遠心冷凍機に比べて小さい

 

遠心冷凍機は、圧縮機のモーター駆動によって、冷媒を圧縮・膨張させて冷却しますので、モータ駆動の電量消費量が大きくなります

吸収冷凍機では、モーター駆動のような大きな電力消費量を必要とする機器は用いず、燃料を燃焼制御するための装置の電力量消費量となります。

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