2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問12 (ユニットB 問6)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問12(ユニットB 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

パッケージ形空気調和機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • マルチパッケージ形空気調和機には、屋外機の圧縮機をガスエンジンで駆動するものがある。
  • マルチパッケージ形空気調和機は、同一冷媒配管系統の屋内機ごとに冷房と暖房が自由に選択できるものがある。
  • マルチパッケージ形空調機方式は、中央熱源方式に比べて機械室面積等が広く必要となる。
  • パッケージ形空気調和機は、冷媒配管の長さに制限がある。

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この過去問の解説 (2件)

01

パッケージ形空気調和機に関する問題です。

選択肢1. マルチパッケージ形空気調和機には、屋外機の圧縮機をガスエンジンで駆動するものがある。

問題文内容のとおりです

 

屋外機の圧縮機は、効率特性がそれぞれ違う電気モータ―とガスエンジンが動力源となります。

幅広い領域で、効率が高い圧縮機運転を可能とするには、2種類の動力源を使うことで、幅広い高効率の運転ができます。

選択肢2. マルチパッケージ形空気調和機は、同一冷媒配管系統の屋内機ごとに冷房と暖房が自由に選択できるものがある。

問題文内容のとおりです

 

マルチパッケージ形空気調和機は、冷媒配管で接続された屋内機が室ごとに多数あります。

マルチパッケージ形空気調和機の冷媒配管は、2管式と3管式があり、2管式は空調機全体で冷房運転か暖房運転かが選択できます。

一方、3管式は、屋内ユニットごとに冷房運転か暖房運転かが選択可能です。

選択肢3. マルチパッケージ形空調機方式は、中央熱源方式に比べて機械室面積等が広く必要となる。

マルチパッケージ形空調機方式は、中央熱源方式に比べて機械室面積等を広くとる必要がない

 

マルチパッケージ形空調機方式は、屋外機が1台に対し、屋内機は建物の室に合わせて屋内ユニットを配置できるため、機械室面積・パイプスペース・ダクトスペースが少なく済みます。

 

中央熱源方式は、機械室中央に、マルチパッケージ形空調機を据えるため、広い機械室のスペースが必要になります。

選択肢4. パッケージ形空気調和機は、冷媒配管の長さに制限がある。

問題文内容のとおりです

 

空気熱源ヒートポンプ方式のパッケージ形空気調和機を例とすると、冷房サイクルでは、圧縮機から出た冷媒を外気と熱交換し冷やします。

 

冷媒配管が長いと冷媒温度が高くなるような変化が出て、冷房効率が悪くなりますので、冷媒配管の長さは短い方が効率的です。

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02

パッケージ型空気調和機に関する設問です。

これは圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器などを1つの室外機にまとめた空調機器で、

一般的な家庭用エアコンも該当します

選択肢1. マルチパッケージ形空気調和機には、屋外機の圧縮機をガスエンジンで駆動するものがある。

正しいです。

ガスヒートポンプエアコンとも言います。

電気を使う一般的な機種より消費電力が少なく、業務用エアコンで使われる場合があります。

選択肢2. マルチパッケージ形空気調和機は、同一冷媒配管系統の屋内機ごとに冷房と暖房が自由に選択できるものがある。

正しいです。

冷媒の流れをコントロールすることで、

同じ冷媒系統で、室内機ごとに冷房と暖房を選択できる機種があります。

選択肢3. マルチパッケージ形空調機方式は、中央熱源方式に比べて機械室面積等が広く必要となる。

誤りです。

中央熱源方式は、主に大型建築物で用いる空調で、

熱源機器(加熱・冷却)とエアコン室外機が別になっています。

パッケージ空調機は熱源機器とエアコン室外機が一体化しており、

接地に必要な面積は少なくて済みます。

選択肢4. パッケージ形空気調和機は、冷媒配管の長さに制限がある。

正しいです。

機種ごとに冷媒配管の長さに上限があります。

詳しくは施工する機種の施工説明書をご覧ください。

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