2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問25 (ユニットC 問2)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問25(ユニットC 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

給湯機器に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 密閉式のガス給湯器は、燃焼用の空気を屋内からとり、燃焼廃ガスは屋外に排出する機器である。
  • 貯湯式電気温水器には、元止め式と先止め式がある。
  • 元止め式のガス瞬間湯沸器は、本体の湯栓を操作して給湯するものである。
  • ヒートポンプ給湯機は、大気中の熱エネルギーを給湯の加熱に利用するものである。

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この過去問の解説 (2件)

01

給湯機器に関する問題です。

選択肢1. 密閉式のガス給湯器は、燃焼用の空気を屋内からとり、燃焼廃ガスは屋外に排出する機器である。

密閉式のガス給湯器は、燃焼用の空気を屋外からとり、燃焼廃ガスは屋外に排出する機器である

 

密閉式ガス湯沸器は、屋内空気とは隔離された燃焼室内で、屋外から取り入れた空気で燃焼し、燃焼排ガスは、屋外に排出するガス給湯器です。

選択肢2. 貯湯式電気温水器には、元止め式と先止め式がある。

問題文内容のとおりです

 

湯沸器は、元止め式と先止め式があります。

元止め式は、湯沸器の入口(給水側)の水栓を操作して給湯し、給湯器以外の湯栓には給湯できません。

先止め式は、湯沸器の出口(給湯先)の湯栓を操作して給湯します。

選択肢3. 元止め式のガス瞬間湯沸器は、本体の湯栓を操作して給湯するものである。

問題文内容のとおりです

 

ガス瞬間湯沸かし器は、貯湯器を持たず、使用する水を湯沸し器を通し、通している間に決められた湯温に加熱し、お湯を出す湯沸し器です。

元止め式湯沸し器は、ガス消費量の少ない小型瞬間湯沸器で、湯沸器の本体(給水側)の水栓の操作で給湯します。

選択肢4. ヒートポンプ給湯機は、大気中の熱エネルギーを給湯の加熱に利用するものである。

問題文内容のとおりです

 

ヒートポンプ給湯機は、冷媒に二酸化炭素(CO2)を使用し、空気熱源ヒートポンプユニットと加熱コイルがない貯湯タンクで構成されています。

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02

給湯機器に関する設問です。

選択肢1. 密閉式のガス給湯器は、燃焼用の空気を屋内からとり、燃焼廃ガスは屋外に排出する機器である。

誤りです。

密閉式ガス給湯器は燃焼用の空気も屋外から取ります。屋外式と同様です。

建物の中では密閉されていると考えます。

 

逆に開放式は給気・排気とも屋内で行います。

建物の中では開放されていると考えます。

なお、開放式給湯器は換気をしないと一酸化炭素中毒となり、命に関わります。

選択肢2. 貯湯式電気温水器には、元止め式と先止め式がある。

正しいです。

元止め式とは、給湯器本体のスイッチを押すとお湯が出るタイプです。

給湯器大を操作するとお湯が出るのが元止め式です。

 

先止め式とは、本体スイッチを押した上で、給湯器に接続している蛇口をひねるとお湯が出るタイプです。

給湯器のを操作しないとお湯が出ないのが先止め式です。

選択肢3. 元止め式のガス瞬間湯沸器は、本体の湯栓を操作して給湯するものである。

正しいです。

肢2に記載の通り、給湯器本体のスイッチ(湯栓)を操作して給湯します。

選択肢4. ヒートポンプ給湯機は、大気中の熱エネルギーを給湯の加熱に利用するものである。

正しいです。

ヒートポンプとは、空気が帯びている熱を圧縮することで、電気・ガス使用量を抑えながら、給湯や空調に利用するものです。

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