2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問34 (ユニットD 問6)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問34(ユニットD 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
- ビニル管を切断する場合は、専用のカッタ又は、目の細かいのこぎりを使用する。
- 飲料用給水管と井水管を接続する場合は、絶縁フランジ接合とする。
- 排水横枝管から通気管を取り出す場合は、排水横枝管の中心線から垂直上方ないし垂直上方から45°以内の角度で取り出す。
- 機器や器具の構造により、吐水口空間が確保できない場合には、バキュームブレーカーを設置する。
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この過去問の解説 (2件)
01
配管の施工に関する問題です。
正
問題文内容のとおりです。
ビニル管の切断は、管軸に対して直角に切断線を入れ、比較的目の細かいのこで、切断線に沿い切断します。
切断面い生じたバリや食い違いを平らかに仕上げ、接着接合の場合は、糸面取り、ゴム輪接合の場合は、面取り機で配管厚さの 1/2 の面取りとします。
誤
飲料用給水管と井水管を接続する場合は、クロスコネクションとなり接続できない。
水道給水管と井戸水などの水道水以外の管との接続をクロスコネクションと言い、水道法でクロスコネクションは、禁止されています。
必要に応じて水道水と井戸水を、バルブで切り替えて使用する場合も、クロスコネクションとなります。
正
問題文内容のとおりです。
通気管は、横走する排水管上部から垂直に取り出すか、45度より急な角度で取り出します。
正
問題文内容のとおりです。
逆サイホン作用での汚染の防止には、吐水口空間の確保が基本で、吐水口空間とは、給水栓の吐水口端とあふれ縁との垂直距離で、この空間を十分に確保できれば、給水管内の負圧による逆流での汚染防止ができます。
機器などの構造で吐水口空間が確保できないとき、大便器の洗浄弁やホース接続した水栓がその例で、バキュームブレーカーを設置します。
バキュームブレーカーは、給水管内に負圧や断水が起きたときに、給水管内に生じる負圧による逆サイホン作用で、汚染水の給水管への吸引逆流を防ぎます。
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02
給排水の施工に関する設問です。
正しいです。
塩ビ管(ビニール管)の切断の際は、パイプカッターという専用の切断具やプラスチック対応の目が細かいのこぎり(バンドソーを含む)を使用します。
上記を使うことで、摩擦熱による変形や割れ・欠けを抑制します。
誤りです。
飲料用給水管は他の配管と接続できません(クロスコネクションの禁止)。
異物混入防止の観点で定められています。
井水管が飲料用であっても同様です。
ちなみに絶縁フランジ接合とは、フランジの間に絶縁シートなどを挟むことで、
異なる種類の金属管を接続する方法のことです。
正しいです。
横に引かれた排水管から通気用の管を分岐させる場合、
通気管が異物で詰まらないよう、
真上か真上から45度以内の角度で分岐させます。
正しいです。
バキュームブレーカーとは、水の逆流を防止する装置です。
吐水口空間とは、貯水槽などで、オーバーフロー管(あふれた分を排出する管)と給水管の末端(吐水口)の高低差の分です。
この高低差があることで、水があふれても給水管に水が逆流することがありません。
しかし、貯水槽がない、小さいなどの理由で、高低差が確保できない(吐水口空間がない)場合、
給水管に逆流防止用のバキュームブレーカーを設ける必要があります。
タンクレストイレもこの仕組みとなっています。
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