2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問38 (ユニットD 問10)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問38(ユニットD 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

「測定対象」と「測定機器」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
  • 室内気流 ――――― 熱線風速計
  • 温湿度 ――――― アスマン通風乾湿計
  • 浮遊粉じん ――――― デジタル粉じん計
  • 騒音 ――――― 検知管

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この過去問の解説 (2件)

01

「測定対象」と「測定機器」に関する問題です。

選択肢1. 室内気流 ――――― 熱線風速計

正しい組み合わせです

 

室内気流は、風速計で測定できます。

熱線風速計は、発熱体に白金・ニッケル・半導体などが用いられ、発熱体に気流が当たって冷えて、抵抗が風速の平方根に比例して変化することを利用して、風速を測定します。

選択肢2. 温湿度 ――――― アスマン通風乾湿計

正しい組み合わせです

 

温湿度は、湿度計で測定します。

アスマン通風乾湿計は、温度計の感温部をガーゼで包み、ガーゼの端を水に浸してモーターを使った通風装置で、二重円筒に囲まれた球部周囲を通風して測定します。

温度計本体は、水銀封入のガラス温度計で、湿球温度計と乾球温度計が並んだ形状をして、湿度計測では、基本の計測器として使用されます。

選択肢3. 浮遊粉じん ――――― デジタル粉じん計

正しい組み合わせです

 

浮遊粉じんは、粉じん計を使います。

デジタル粉じん計は、散乱光式粉じん計とも言い、空気中の浮遊粉じんに強い光を当てることで、光が錯乱し、錯乱光量から電気信号を捕らえてディジタル化して表示します。

選択肢4. 騒音 ――――― 検知管

騒音 ――――― 騒音計

ガス濃度 ――――― 検知管

 

騒音は、騒音計を使用します。

騒音測定には、騒音レベル測定と、周波数分析があります。

 

ガス濃度の測定に検知管を使い、一酸化炭素や二酸化炭素の検知管があります。

一酸化炭素検知管は、一酸化炭素検知材をポンプで吸収して化学反応を起こし、検知材の変色で濃度を求めます。

二酸化炭素検知管は、プラスチックのガス透過膜により、電解液に二酸化炭素が拡散溶解し、電解液のpH測定で濃度を求めます。

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02

どの測定機器を使うのかを問う設問です。

選択肢1. 室内気流 ――――― 熱線風速計

正しいです。

熱線式風速計(デジタル風速計)とは、検知部に電流を流して加熱し、

風によって冷えることを利用した風速計です。

プロペラはついていません。

室内気流(風速・温度)の正確な測定に用いられます。

選択肢2. 温湿度 ――――― アスマン通風乾湿計

正しいです。

アスマン通風乾湿計とは、温度と湿度を同時に測定できる機器です。

屋外でも輻射熱の影響を受けない正確な湿度測定が可能な特徴があります。

アスマンとは考案したドイツの学者から取られたものです。

選択肢3. 浮遊粉じん ――――― デジタル粉じん計

正しいです。

デジタル粉じん計は、

内蔵しているレーザー光または天びんを用いて浮遊している粉じん量を測定する機器です。

選択肢4. 騒音 ――――― 検知管

誤りです。

検知管とはガス検知管を指します(頻出です)。

騒音はマイクがついた騒音計で測定します。

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