2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問46 (ユニットE 問8)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問46(ユニットE 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

冷媒としてフロン類が充填されている機器のうち、「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」における第一種特定製品に該当しないものはどれか。
  • 業務用マルチエアコンディショナー
  • 業務用スクリュー冷凍機
  • 家庭用エアコンディショナー
  • 業務用冷水機

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この過去問の解説 (2件)

01

「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」上、第一種特定製品に関する問題です。

 

第1種特定製品とは、次の機器の業務用の機器(一般消費者が通常生活で使う機器以外の機器)で、冷媒としてフロン類が充塡されている機器です。

1) エアコンディショナー

2) 冷蔵機器及び冷凍機器(冷蔵・冷凍機能がある自動販売機を含みます)

 

第2種特定製品とは、特定エアコンディショナー(自動車搭載のエアコンディショナーで冷媒としてフロン類が充てんされている)です。

選択肢1. 業務用マルチエアコンディショナー

業務用エアコンディション―は、第1種特定製品です

選択肢2. 業務用スクリュー冷凍機

業務用冷凍機は、第1種特定製品です

選択肢3. 家庭用エアコンディショナー

家庭用エアコンディショナーは、第1種特定製品ではありません

選択肢4. 業務用冷水機

業務用冷水器は、第1種特定製品です

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02

フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(フロン排出抑制法)に関する設問です。

特に重要な点は、家庭用機器は第一種特定製品ではないことです。

 

第一種特定製品とは、フロン(HFC冷媒)を使った業務用機器のことをいいます。

設問文に「冷媒としてフロン類が充填されている機器」とある通り

業務用機器であっても、フロンを使っていない自然冷媒(CO2冷媒など)の機器は対象外です。

本問は機器に自然冷媒を使用していない前提で出題されています。

選択肢1. 業務用マルチエアコンディショナー

第一種特定製品です。

マルチエアコンディショナーとはエアコンのことです。

業務用機器ですので第一種特定製品となります。

選択肢2. 業務用スクリュー冷凍機

第一種特定製品です。

スクリュー冷凍機とは、

冷媒の圧縮にスクリュー型の機器を使った強力な冷媒圧縮機で、

主に冷凍倉庫で用いられます。

選択肢3. 家庭用エアコンディショナー

第一種特定製品ではありません。

冒頭に記載した通り、家庭用機器ですので、フロン排出抑制法では対象外となります。

 

なお、家庭用エアコンのフロン回収は、家電リサイクル法で義務付けられているので、

定期点検や記録の義務はなくても、フロン回収自体は必要である点に注意が必要です。

選択肢4. 業務用冷水機

第一種特定製品です。

業務用機器ですので対象です。

なお、ジュースの自動販売機やすし店で生きた魚を泳がせる水槽も、フロンが使われていれば、第一種特定製品です。

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