2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問6 (ユニットA 問6)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問6(ユニットA 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
- 鉄筋の曲げ加工は、鋼材の品質が劣化しないよう常温で行う。
- コンクリートは、引張強度が圧縮強度より大きい。
- あばら筋は、梁のせん断力に対する補強筋である。
- 帯筋は、柱のせん断力に対する補強筋である。
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この過去問の解説 (3件)
01
鉄筋コンクリート造に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
鉄筋の切断は、電動カッタ―などを使います。
折り曲げは、熱処理を行うと、鋼材としての性能が変わるため、表面仕上がりや寸法精度の高い加工となる冷間加工で行います。
冷間加工は、金属を常温で塑性変形させる加工方法です。
誤
コンクリートは、引張強度が圧縮強度より小さい。
鉄筋コンクリートは、鉄筋が引張応力を負担し、コンクリートが圧縮応力を負担し、両者が一体となってねばりのある丈夫な構造物となります。
正
問題文の内容通りです。
あばら筋は、梁の主筋の周囲に、一定間隔で巻き付けた鉄筋で、梁のせん断力の補強と、主筋の位置の確保をします。
正
問題文の内容通りです。
帯筋は、柱の主筋の周囲に、一定間隔で巻き付けた鉄筋で、柱のせん断力の補強と、主筋の組立と位置の確保をします。
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02
鉄筋コンクリートの設問です。
鉄筋コンクリートの特徴は毎回恒例で出題されているので、要点を必ず押さえてください。
正しいです。
鉄は加熱すると加工しやすくはなりますが、酸化して劣化するので、
特に建築構造に関わる鉄筋の曲げ加工は専用の工具を用いて、常温で行います。
誤りです。
コンクリートは圧縮に強く、引張に弱いです。
(引張強度より圧縮強度が大きい)
逆に鉄筋は引張に強く、圧縮に弱いため、
相互の欠点を補い合って、鉄筋コンクリートとして用いられます(重要)。
正しいです。
あばら筋(スターラップ)とは、梁において主筋を取り囲む鉄筋です。
帯筋同様、せん断(斜めにヒビ入りすること)が生じた際、抵抗して崩壊を防ぎます。
正しいです。
帯筋は柱において主筋を取り囲む鉄筋です。
あばら筋同様、せん断(斜めにヒビ入りすること)が生じた際、抵抗して崩壊を防ぎます。
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03
鉄筋コンクリート造とは、鉄筋とコンクリートを柱や梁や壁や床といった強度が必要な部分に用いた建築構造です。
耐久性が高く、耐震性や耐火性や遮音性にも優れています。
正しいです。
鉄筋の加工中に熱が加わると材料の性質が変化し、強度が落ちます。
そのため、鉄筋の加工は常温で行われます。
誤りです。
鉄筋コンクリートは、鉄筋が引張強度を、コンクリートが圧縮強度を負担しています。
コンクリートは引張には弱く、圧縮には強いです。
逆に、鉄筋は圧縮に弱く、引張には強いです。
お互いの弱点を補うことにより、強い強度を実現しています。
正しいです。
梁の軸方向の鉄筋を主筋、主筋を囲む鉄筋をあばら筋といいます。
主筋は梁の曲げ応力に対する補強であり、あばら筋は梁のせん断力に対する補強です。
正しいです。
帯筋とは、コンクリート柱に縦に入れる鉄筋(主筋)に帯をかけるように横に入れる鉄筋です。
柱の横からの力であるせん断力に対抗しています。
あばら筋や帯筋といった言葉は憶えにくいと思いますが、「主」を支えるものや巻くものというイメージをするとわかりやすくなります。
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