2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問8 (ユニットB 問2)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問8(ユニットB 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

定風量単一ダクト方式における湿り空気線図に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
問題文の画像
  • 図は、暖房時の状態変化を示したものである。
  • 室内空気の状態点は、①である。
  • 導入外気の状態点は、②である。
  • 空気調和機出口空気の状態点は、③である。

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この過去問の解説 (3件)

01

定風量単一ダクト方式における湿り空気線図に関する問題です。

 

問題図から、湿り空気線図とシステム図は下図のようになります

選択肢1. 図は、暖房時の状態変化を示したものである。

問題文通りの内容です

 

湿り空気線図の形状から、暖房時の湿り空気線図です。

選択肢2. 室内空気の状態点は、①である。

問題文通りの内容です

 

室内空気が外気と混合して、加熱コイルで温度を上げることから、➀が室内空気であることが分かります。

選択肢3. 導入外気の状態点は、②である。

問題文通りの内容です

 

暖房の必要な季節であれば、温度も湿度も低い点 ② と分かります。

選択肢4. 空気調和機出口空気の状態点は、③である。

空気調和機出口空気の状態点は、⑤である

 

③は、外気と室内空気の還気とが合流した所で、空調機の入口です。

空気調和機出口空気の状態点は、室内空気➀のに入る前で、湿度は同じでも、温度はダクト内を通るため、少し低くなる⑤です。

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02

湿り空気線図に関する設問です。

毎回必ず出ます。

 

湿り空気線図の読み方として注意すべき点は、横軸の温度は右側に向かって温度が高い点です。

その上で、ファンコイルユニットは、混合(外気と循環している室内の空気が合流)→加熱→加湿→(室内に放出)の工程を経ています。

設問にあてはめると、

外気:②

外気と循環空気が混合:③

加熱後:④(③→④は温度が高い方向に向かっている)

加湿後:⑤(④→⑤は湿度が高い方向に向かっている ⑤の空気が室内に放出される)

回収:①(部屋の空気と混ざって温度が下がる)

となります。

上記から、暖房の状態変化であることもわかります。

選択肢1. 図は、暖房時の状態変化を示したものである。

正しいです。

選択肢2. 室内空気の状態点は、①である。

正しいです。

選択肢3. 導入外気の状態点は、②である。

正しいです。

導入外気=外気です。

選択肢4. 空気調和機出口空気の状態点は、③である。

誤りです。

加湿後となる⑤が空気調和機出口空気です。

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03

 

提示された湿り空気線図に関する記述のうち誤っているものを選ぶ問題です。

 

問題の湿り空気線図は暖房のもので、それぞれの番号と上記システム図の対応は以下のとおりです。

①居室空気

②外気

③外気と居室空気の混合空気

④加熱された空気

⑤加熱後に加湿された空気

 

これを踏まえて、各選択肢を見ていきます。

選択肢1. 図は、暖房時の状態変化を示したものである。

正しいです。

冷房の場合は状態点が4つ、暖房の場合は加湿が加わるので5つです。

この図では状態点は5つですので暖房です。

選択肢2. 室内空気の状態点は、①である。

正しいです。

暖房を使用した時の室内空気は、加熱・加湿されて送られた空気が冷えた室内の空気と混ざり温度が下がった状態になります。

よって、室内空気の状態は①です。

選択肢3. 導入外気の状態点は、②である。

正しいです。

暖房を使う時期であれば、外気は低温で乾燥しています。

よって、導入外気の状態は②です。

選択肢4. 空気調和機出口空気の状態点は、③である。

誤りです。よって、この選択肢が正解になります。

空気調和機出口空気の状態点は、⑤加熱後に加湿された空気です。

③は外気と室内からの還気が混ざった状態です。

まとめ

基本的な流れは、外気と居室の空気を混ぜ、空調機で適切に変化させ、居室に送ります。

冷暖房どちらも空気の流れを考えるとイメージがしやすいです。

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