2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問10 (ユニットB 問4)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問10(ユニットB 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
- 中・高性能フィルターは、ろ材の通過風速を高くして圧力損失を大きくする構造となっている。
- 捕集率とは、空気清浄装置に流入する粉じんの捕集割合を示すものである。
- 空気清浄装置の圧力損失は、装置の上流側と下流側の圧力差で表される。
- ろ過式のろ材の材質は、吸湿性の少ないことが要求される。
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この過去問の解説 (3件)
01
空気清浄装置に関する問題です。
誤
中・高性能フィルターは、ろ材の通過風速を低くして、圧力損失を小さくする構造となっている。
中・高性能エアフィルターは、使用するろ材の繊維径が細く、充填密度が大きいため、圧力損失を減少させるのに、構造的に通過風速を遅くするように、枠内部のろ材をジグザグ状に織り込むことや、ろ材を袋状にします。
正
問題文の内容通りです。
捕集率は、粉じんを捕集する効果を表し、空気浄化装置の上流側に流入する汚染物質の捕集割合を示し、次の3つの方法があります。
1) 計数法
2) 比色法
3) 質量法
正
問題文の内容通りです。
空気浄化装置の性能として、圧力損失は、空気浄化装置を空気が通過するときの抵抗であって、空気浄化装置の上流側と下流側の全圧差 [Pa]で表します。
正
問題文の内容通りです。
ろ材材質に求められる特徴は以下の通りです。
・難燃性か不燃性であること。
・吸湿性が少ないこと。
・腐食やカビの発生が少ないこと。
・飛塵が少ないこと。
・空気抵抗が少ないこと。
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02
換気から、空気清浄機に関する設問です。
誤りです。
中・高性能フィルターは、空気中の微粒子を除去するフィルターです。
文字通り、高性能フィルターの方がより細かい粒子を捕捉します。
フィルターの通過風速が速すぎると、性能が低下します。
正しいです。
捕集率は【フィルター通過後の粉じん量÷フィルター通過前の粉じん量】で、
粉じんをどれだけ回収できるかを表します。
正しいです。
空気清浄機を介することで、フィルターによる圧力損失が物理的に起きます。
この圧力損失は、装置の入口(上流側)と出口(下流側)の圧力の差で表します。
正しいです。
吸湿性が少ないことは、ろ材に求められる性質の一つです。
ろ材に求められる性質は以下の通りです。
・難燃性、不燃性
・腐食・カビに強い
・空気抵抗が小さい
・粉じんを多く吸収できる(粉じん保持容量が大きい)
・湿気に強い(吸湿性が少ない)
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03
空気清浄機について、誤っている記述を選択する問題です。
誤りです。よってこの選択肢が正解です。
フィルターの圧力損失が大きくなると、システム効率が低下します。
圧力損失を大きくなることは避けなければいけません。
そのため、ろ材の通過速度を下げた上でフィルターをプリーツ状にしてろ材の面積を増やす等の工夫がされています。
正しいです。
捕集率とは、空気清浄機に流入した粉じん等の不純物を除去できる割合のことです。
正しいです。
空気清浄装置の圧力損失とは、空気清浄機を空気が通過する際の圧力の低下のことをいいます。
計算方法は問題のとおり、装置の上流側と下流側の圧力差そのままになります。
正しいです。
ろ材に求められる性質は以下が挙げられます。
・吸湿性が少ないこと。
・難燃性または不燃性であること。
・空気抵抗が小さいこと。
・腐食やかびの発生が少ないこと。
・粉じん保持容量が大きいこと。
空気調和分野では今回のようなフィルタに関する問題は頻出となっています。フィルタの種類や基本的な用語は押さえましょう。
また、空気清浄機に限らず、「機器本来の目的を損なわずに対応するにはどうすればいいのか?」を考えていくと、答えは出やすいです。
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