2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問16 (ユニットB 問10)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問16(ユニットB 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
- 分流式は、汚水と雨水を別々の管路系統とする方式である。
- 流域下水道は、終末処理場を持たない。
- 取付管は、民有地と道路の境界にあるますと下水道本管を結ぶ管である。
- 公共下水道の管理は、地方公共団体が行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
下水道に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
「下水道法施行令第8条(排水設備の設置及び構造の技術上の基準)」
第4号
【 分流式の公共下水道に下水を流入させる排水設備は、汚水と雨水を分離し、排除する構造とします。 】
誤
流域下水道は、終末処理場を持つ。
「下水道法第2条(用語定義)」
第4号
【 流域下水道は、次のいずれかの下水道です。
イ 地方公共団体が管理する下水道から排除される下水を排除・処理するため、地方公共団体が管理する下水道で、2以上の市町村の区域の下水を排除し、終末処理場を有するものです。
ロ 公共下水道から排除される雨水を河川や他の公共水域か海域に放流するため、地方公共団体が管理する下水道で、2以上の市町村区域の雨水を排除し、雨水の流量を調節するための施設を有します。 】
正
問題文の内容通りです。
取付管は、民有地内の排水設備からの汚水や雨水を本管に流すために、民有地と道路の境界にある「ます」と本管を結ぶ管です。
正
問題文の内容通りです。
「下水道法第3条(管理)」
【 公共下水道の設置・改築・修繕・維持・他の管理は、市町村が行います。
第2項:都道府県は、2以上の市町村が受益して、関係市町村だけでは設置が難しいと認めるときは、関係市町村と協議し、議会の議決を受け、公共下水道の設置・改築・修繕・維持・他の管理を行うことができます。 】
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02
下水道に関する設問です。
正しいです。
分流式は、敷地内外で定義に違いはありますが、
どちらにしても、汚水と雨水は別の配管となります。
誤りです。
下水道法第2条第4号イより、流域下水道は終末処理場を有することが定められています。
終末処理場は法令用語で、運営する市町村・広域連合により、下水処理場、浄化センターなどと称している場合もあります。
なお、流域下水道とは、複数の市町村の下水道をまとめて処理するものです。
1市町村による公共用下水道も、終末処理場を有するか、流域下水道に接続しています。
正しいです。
取付管は、公共汚水ます(民有地と道路の境界にあるます)と下水道本管を結びます。
正しいです。
下水道法第2条第3号に定められています。
なお、民間が運営している地域もありますが、
あくまで委託であり、運営主体が自治体(地方公共団体)であることに変わりはありません。
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03
下水道について、適当でないものを選ぶ問題です。
正しいです。
問題のとおり、分流式とは汚水と雨水を別々の管路系統とする方式です。
誤りです。よってこの選択肢が正解になります。
流域下水道とは、二つ以降の市町村の行政区域を越える下水道で、終末処理場を持つものをいいます。
正しいです。
取付管とは、民有地の最終ますと下水道本管を結ぶ管です。
正しいです。
公共下水道とは、下水道法にて「主として市街地における下水を排除し、又は処理するために地方公共団体が管理する下水道で、終末処理場を有するもの又は流域下水道に接続するものであり、かつ、汚水を排除すべき排水施設の相当部分が暗渠である構造のもの」と定義されています。
頻出の記述で構成されている問題です。
全選択肢に出てくる用語とその意味をしっかり憶えてください。
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