2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問18 (ユニットB 問12)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問18(ユニットB 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
- 給湯用循環ポンプは、給湯温度を一定に保持するために設ける。
- 給湯設備で使われる安全装置には、逃がし弁、逃がし管等がある。
- 水中の気泡は、水温が高く圧力が高いほど発生しやすい。
- 潜熱回収型給湯器は、排気ガスの潜熱を回収し給湯の予熱として利用することで、熱効率を向上させている。
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この過去問の解説 (3件)
01
給湯設備に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
温度降下や給湯栓の温度不均一を解消し、いつでも適温のお湯が使えるために、配管を複管として循環することが行われます。
正
問題文の内容通りです。
「厚生労働省告示第197号(ボイラー構造規格)」
第95条 逃がし弁及び逃がし管
【 第1項
暖房用温水ボイラーには、圧力が最高使用圧力に達すると直ちに作用して、内部圧力を最高使用圧力以下に保持できる逃がし弁を備えます。
ただし、開放型膨張タンクに通ずる逃がし管で、内部圧力を最高使用圧力以下に保持できるものを備えた暖房用温水ボイラーは、逃がし弁は不用です。
第2項
給湯用温水ボイラーには、圧力が最高使用圧力に達すると直ちに作用して、内部圧力を最高使用圧力以下に保持できる逃がし弁を備えます。
ただし、給水タンクの水面以上に立ち上げた逃がし管がある給湯用温水ボイラーには、逃がし弁は不要です。 】
誤
水中の気泡は、水温が高く圧力が低いほど発生しやすい。
水温が上がると気体の飽和溶解量が減るため、過剰に溶解している気体は、水泡となって出てきます。
気体は、圧力分圧が高いほど水への溶解量が増えます。すなわち、圧力の高い状態で飽和溶解している気体は、圧力が下がることで水泡となって出てきます。
正
問題文の内容通りです。
潜熱回収型給湯器は、燃焼排ガス中の水蒸気が、水に戻る(凝縮)ときに排出される熱を回収し、利用することで、熱効率を向上させた給湯器です。
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02
給湯設備について、適当ではないものを選ぶ問題です。
正しい。
給湯用循環ポンプは、湯を循環させることで配管内の湯の温度低下を防ぐことを目的に設けられます。
温度不均一が解消され、いつでも適温のお湯を使うことがきるようになります。
正しい。
問題文のとおりです。
逃し弁は、機器内部の圧力が異常な上昇をした時に安全のために圧力を逃がすための弁です。
逃し管は、機器内部の圧力が異常な上昇をした時に安全のために膨張した気体や液体を逃がすための管です。
誤りです。よってこの選択肢が正解になります。
水中の気泡は、水温が高く圧力が低いほど発生しやすいです。
正しい。
問題文のとおりです。
潜熱回収型給湯器は、排気ガス内の水蒸気が水に戻る時の潜熱を回収し給湯の予熱として利用して熱効率を向上させています。
従来型であれば80%程度の熱効率でしたが、潜熱回収型であれば95%程度まで向上させることができるとされています。
いずれも給湯設備についての基本的な説明です。
中でも給湯用循環ポンプは出題率が特に高くなっています。
しっかり押さえましょう。
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03
給湯設備に関する設問です。
正しいです。
給湯用循環ポンプは、貯湯タンクと水栓の間を循環している給湯システムのうち、
水栓から貯湯タンクへ戻る系統の途中に設けられています。
主な目的はお湯がすぐに出るようにすることと、本肢にある給湯温度を一定にすることです。
正しいです。
給湯機は加熱によって管内の圧力が高まると、配管や機器が破損する恐れがあるため、
蒸気を大気に逃す逃がし弁・逃がし管を設けます。
誤りです。
本肢の「水中の気泡」とは圧力低下で発生する気泡のことで、
加熱・沸騰の水蒸気ではない点に注意が必要です。
一般に圧力が高い環境下では、気体は液体に溶けやすいです。
一方、圧力が下がると、液体中の空気が分離し、気泡として目に見えるようになります
正しいです。
いわゆるエコジョーズの説明です。
本肢の記述通り、給湯器の加熱で発生した排気ガス中の潜熱を、水の予熱に再利用しています。
エコジョーズは商品名ですので、検定では「潜熱回収型給湯器」と呼びます。頻出ですので覚えておきましょう。
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