2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問22 (ユニットB 問16)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問22(ユニットB 問16) (訂正依頼・報告はこちら)
- 液化天然ガス(LNG)は、メタンを主成分とした天然ガスを冷却して液化したものである。
- 液化天然ガス(LNG)は、液化石油ガス(LPG)より単位容積あたりの発熱量が大きい。
- 都市ガスの導管の敷設位置による区分としての「内管」とは、需要家に引き込まれる導管のうち、敷地境界線からガス栓までの導管をいう。
- 液化石油ガス(LPG)のガス容器は、常に温度を40℃以下に保つ措置を講じる。
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この過去問の解説 (3件)
01
ガス設備に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
LNGは、液化された天然ガスという意味で、メタンを主成分とした天然ガスを、-162℃まで冷却して、液化したものです。
誤
液化天然ガス(LNG)は、液化石油ガス(LPG)より単位容積あたりの発熱量が小さい。
LPGガスの発熱量は、100,470 [kJ/m3]
LNGの発熱量は、 44,500 [kJ/m3]
正
問題文の内容通りです。
都市ガスの導管の種類には、次の3種類に分かれます。
1) 本支管
道路に平行に敷設される銅管です。
2) 供給管
本支管から分岐し、需要家に引き込まれる導管のうち、本支管分岐点から敷地境界線までの導管です。
3) 内管
需要家に引き込まれる導管のうち、敷地境界線からガス栓までの導管です。
正
問題文の内容通りです。
LPG容器保護
1) 内容積20L以上の容器は、2 m以内にある火気を遮るようにし、直射日光や冷暖房の温風の吹出で、容器間に温度差が生じない通風の良い場所に設置します。
2) 容器は常に温度が40℃以下になるような措置を講じます。
3) 日光以外の熱源で、40℃を超えて加熱されるようなときは、不燃性の隔壁を容器間に設けます。
4) 転落や転倒の衝撃でバルブに損傷が起きないような措置を講じ、水平で上からの落下物が無い場所に設置します。
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02
ガス設備に関する設問です。
前提知識として、
液化天然ガス(LNGガス)は都市ガス
液化石油ガス(LPGガス/LPガス)はプロパンガス
のことです。
わかりやすさを優先するため、この先は都市ガス、プロパンガスで説明します。
正しいです。
設問文の通り、都市ガスはメタンが主成分で、冷却して液化した状態で輸送され、各世帯へ供給されています。
誤りです。
プロパンガスの方が、都市ガスより発熱量が大きいです。
火力が求められる中華料理店で、
都市ガスが使えるのにあえてプロパンガスを使っているのはこのためです。
正しいです。
なお、「需要家」とは都市ガス利用者のことです。ここではイメージしやすいよう、「各世帯」とします。
道路の下に埋め込まれている本管・支管から、各世帯に分岐した管を導管といいます。
導管は敷地境界線を境に、道路側はガス事業者所有の供給管、敷地側は各世帯所有の内管といいます。
正しいです。
高圧ガス保安法で定められています。
周囲が高温になると、ボンベ内の液化ガスの圧力が増し、破裂する恐れがあるためです。
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03
ガス設備について、適当ではないものを選択する問題です。
問題文中の液化天然ガス(LNG)と液化石油ガス(LPG)の説明は以下です。
液化天然ガス(LNG)…メタンを主成分とした天然ガスを冷却して液化したものです。一酸化炭素を含んでいない、比重が空気より小さいという特徴があります。
液化石油ガス(LPG)…プロパンガス・ブタンガスの総称であり、圧縮によって容易に液化でき、常温・常圧で気体になります。空気より重く、低い場所に滞留しやすいという特徴があります。
正しいです。
冒頭の説明のとおり、液化天然ガス(LNG)はメタンを主成分とした天然ガスを冷却して液化したものです。
誤りです。よってこの選択肢が正解になります。
液化天然ガス(LNG)の単位容積あたりの発熱量は、液化石油ガス(LPG)の1/2程度です。
正しいです。
都市ガスの導管は敷地境界線を境として需要家側は内管と呼ばれます。
正しいです。
高圧ガス保安法で定められています。
周囲が高温になると破裂の恐れがあります。
今回の問題文の中では、ガス容器の設置環境が比較的出題されやすいです。
ガス設備は大きな事故に繋がりやすいので、しっかり憶えてください。
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