2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問24 (ユニットC 問1)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問24(ユニットC 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
- 遠心送風機には、多翼送風機、後向き羽根送風機等がある。
- 遠心送風機は、片吸込形と両吸込形がある。
- 軸流送風機は、低圧力・小風量を扱うのに適している。
- 消音ボックス付送風機は、消音ボックスに、小型の遠心送風機又は斜流送風機が内蔵されたものである。
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この過去問の解説 (3件)
01
送風機に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
遠心送風機は、多翼送風機、後向き羽根送風機、ラジアル送風機などが有ります。
1) 多翼送風機
遠心送風機は、羽根車とケーシングが主要部として構成され、姉車には空気に圧力と速度を与え、ケーシングでは速度を圧力に変えます。
多翼送風機は、最も大きな風力が得られ、所要の風量と風圧に対し小型になるため、空調用として多用されます。
2) 後向き羽根送風機
多翼式では得られない高圧力のものに適した送風機で、羽根が回転方向に対し、後方に湾曲しています。
正
問題文の内容通りです。
遠心送風機には、羽根車の片側からだけ空気を吸い込む片吸込形、両側から吸い込む両吸込形があり、同じ羽根径の送風機では、両吸込形の方が風量が大きいです。
誤
軸流送風機は、低圧力・大風量を扱うのに適している。
軸流送風機は、建築現場で使用されることが多く、低圧力で大風量に適した送風機です。
正
問題文の内容通りです。
消音ボックス付送風機は、ダクトの中間に設置するファンで、消音ボックスに小形の遠心送風機か斜流送風機を納めています。
小形で軽量のため、施工が簡単、場所を取らない、騒音が小さい特徴を有します。
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02
送風機に関する設問です。
試験では実務でよく使うシロッコファンなどの用語は用いられず、工学用語で尋ねられます。
何を指しているのかを整理しておきましょう。
正しいです。
遠心送風機は、羽根の外周に向かって吹き出すファンのことです。
共通して、風量は少なく、空気を押し出す力は強い特徴があります。
多翼送風機はシロッコファン、
後ろ向き羽根送風機はターボファンのことです。
正しいです。
シロッコファン・ターボファンは吸込口が1方向のものと2方向のものがあります。
誤りです。
軸流ファンは吸い込み側の反対に直線状に吹き出すファンです。
風量は大きく、空気を押し出す力は弱いのが特徴です。
正しいです。
箱や筒状のケースに収納されているシロッコファンやラインファンのことです。
ケースはファンの騒音が漏れないようにするためです。
天吊りで使われることが多いですが、防振基礎の上に据え付ける機種もあります。
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03
送風機について、適当ではないものを選ぶ問題です。
正しいです。
問題文のとおりです。
挙げられている2種類の送風機の説明は以下です。
多翼送風機…遠心送風機の代表的なもので、多数の前向き羽根を持ち、低騒音、高い風量、小型化が可能といった特徴があります。
後向き羽根送風機…遠心送風機の一種で、羽の背面を後ろ向きに傾斜させた形状になっています。大風量かつ高効率での運転が可能となっています。
正しいです。
問題文のとおりです。
片吸込形は片側から吸い込む形式、両吸込形は両側から吸い込む形式です。
両吸込形の方が風量が大きくなったときの効率が良いです。
誤りです。よってこの選択肢が正解になります。
軸流送風機は一般的にプロペラファンと呼ばれ、小型で低圧力・大風量を扱うのに適しています。
正しいです。
消音ボックス付送風機は、内側に吸音材を張り付けたボックスに小型の送風機を内蔵したものです。
今回の問題で出てきた遠心送風機や軸流送風機や斜流式送風機以外にも、横流式送風機もあります。
気流の方向や風量・圧力や構造に違いがあります。
しっかり憶えてください。
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