2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問27 (ユニットC 問4)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問27(ユニットC 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
- シーリングディフューザー形吹出口は、ふく流吹出口の一種である。
- スパイラルダクトは、甲はぜが補強の役目をしている。
- コーナーボルト工法には、共板フランジ工法とスライドオンフランジ工法がある。
- 防火ダンパーのケーシング及び可動羽根は、厚さ1.2mm以上の鋼板製とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
ダクト及びダクト附属品に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
ふく流吹出口は、吹出口全周から放射状に気流を吹出します。
シーリングディフューザー形吹出口は、複数枚のコーンにより多層の空気が吹出されるため、誘引作用が大きく、空気分布に優れた吹出口です。
正
問題文の内容通りです。
スパイラルダクトは、亜鉛鉄板をスパイラル状に甲はぜ機械掛けし、板厚が薄いものでも甲はぜの補強によって強度が高くなります。
正
問題文の内容通りです。
コーナーボルト工法には、共板フランジ工法と、スライドオンフランジ工法があります。
共板フランジ工法は、ダクトの端部を折り曲げ成形した共板フランジを、コーナー金具とフランジ押さえ金具を使い、4隅のボルト・ナットで接続します。
スライドオンフランジ工法は、鋼板を成型加工してフランジを製作してダクトにスポット溶接し、コーナー金具とフランジ押さえ金具を使い、4隅のボルト・ナットで接続します。
誤
防火ダンパーのケーシング及び可動羽根は、厚さ1.5mm以上の鋼板製とする。
温度ヒューズ形防火ダンパーは、ダンパー部に高熱の気流が当たると、ヒューズが溶融しダンパーが自動的に閉止する構造で、風量調節形防火ダンパーと基本は変わりません。
ケーシングと羽根は、厚さ 1.5 mm以上の鉄板製でできています。
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02
ダクトとその部品に関する設問です。
正しいです。
アネモ型・パン型吹出口(シーリングディフューザー)は、空気が円を描くように吹き出します。
これを輻流(ふくりゅう)といいます。
正しいです。
スパイラルダクトは、亜鉛鉄板を筒状に巻いたダクトです。
鉄板同士は甲はぜという継ぎ目でくっつけます。
継目が多いことで、鉄板がたわみにくくなるので補強になっています。
正しいです。
コーナーボルト工法は、角ダクト同士を接続する方法のひとつで、継手部(フランジ)の四隅をボルト・ナットで固定します。
コーナーボルト工法はダクトの端部を外側へ折り曲げて、四隅を金具で補強した共板フランジ(ダクトとフランジが同じ板を共用している)と、
ダクトとは別にフランジ用の板を用いるスライドオンフランジ(メイトフランジ)があります。
誤りです。
防火ダンパーの筐体(ケーシング)と羽根に使う鋼板の厚さは1.5mm以上です。
頻出事項です。必ず覚えてください。
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03
ダクト及びダクト附属品について、適当ではないものを選択する問題です。
正しいです。
ふく流吹出口とは、気流の吹出方向が円周方向のものをいいます。
シーリングディフューザー形吹出口は数層の円形のコーンを上下させて気流の方向を制御するもので、ふく流吹出口の一種です。
正しいです。
スパイラルダクトは、薄い金属板を帯状にし螺旋状に巻いて作られた円形のダクトです。
継ぎ目に用いた甲はぜが薄肉軽量のダクトを補強しています。
正しいです。
コーナーボルト工法には、共板フランジ工法とスライドオンフランジ工法があります。
それぞれの特徴は以下です。
共板フランジ工法…ダクトの一部を折り曲げてフランジとする工法です。作成手間が少なく施工も容易です。反面、スライドオンフランジ工法よりも強度面では劣ります。
スライドオンフランジ工法…フランジ部材をダクトに差し込み溶接する工法です。共板フランジ工法に比べ強度が高くなりますが、溶接が必要となるので手間が増します。
誤りです。よってこの選択肢が正解になります。
建築基準法施行令により、防火ダンパーのケーシング及び可動羽根は厚さ1.5mm以上の鋼板製とすることが定められています。
ダクトとその附属品については、画像やイラストを見ると理解がしやすいです。
確認してみてください。
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