2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問34 (ユニットD 問6)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問34(ユニットD 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
- 配管用炭素鋼鋼管のねじ加工後のねじ径の確認は、テーパねじリングゲージで行う。
- 鋼管のねじ込み作業は、おねじ部分に塗布したペーストシール剤が硬化してからねじ込む。
- 通気管の床下横走り配管は、できる限り短くなるような箇所で立上げる。
- 銅管を鋼製金物で支持する場合は、ゴム又は絶縁テープ等で保護をする。
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この過去問の解説 (3件)
01
配管の施工に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
鋼管のねじ加工後、ねじ径は、テーパねじ用リングゲージで、管端がゲージの許容範囲内に有ることを確認します。
誤
鋼管のねじ込み作業は、おねじ部分に塗布したペーストシール剤が硬化する前にねじ込む。
ねじ込みに際しては、おねじ・めねじともに洗浄した後、ネジ部に流体に適したシール材を適量塗布し、管径に適したパイプレンチやスパートんなどを使って、所定の最小ねじ込み山数を確保して締付けます。
ペーストシール材を使うときは、シール材が硬化する前にねじ込みます。
余ネジ部やパイプレンチ跡には、錆び止めを塗布しますが、ネジ接合材には、固練りペイント・パテ・麻などを使用しません。
正
問題文の内容通りです。
排水横枝管からの通気管の取出しは、垂直か45°より急な角度で取り出し、近い箇所で立上げ、排水系統の最高位衛生器具のあふれ縁から、少なくとも150 mm上方で、通気主管に接続します。
また、通気横走管の床下配管は、できるだけ短くします。
正
問題文の内容通りです。
金物による支持
・銅管の鋼製金物で支持するときは、ゴムなどで導管の絶縁保護を行います。
・ステンレス鋼管の、鋼製金物で支持するときは、絶縁材を介して取付けます。
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02
配管施工に関する設問です。
正しいです。
鋼管のねじ加工後のねじ径は、テーパねじリングゲージを手回しでねじ込んで行います。
管の端部がゲージの切り欠きの範囲内にあればOKとなります。
なお、過去問の例として、手回しではなくパイプレンチでねじ込んでとなっている場合は誤りです。
誤りです。
鋼管のねじ接合においては、ねじ込み部から腐食しないよう、防食シール剤を塗布します。
具体的には、オス側の配管のねじ部分(おねじ)にシール剤を塗布し、
完全に硬化する前にパイプレンチでメス側の配管をねじ込みます。
硬化前のねじ込みによって、ねじのわずかなすき間を埋めます。
正しいです。
汚物の逆流や詰まりを防ぐため、
排水管から通気管を分岐したら、
なるべく短い距離で垂直に立ち上げるようにします。
また、分岐の際は傾斜45度以上~垂直になるようにします。
正しいです。
特に冷媒配管において、銅管に巻かれた保温材を天吊り支持する場合、
保温材が吊金物に食い込んで破損しないよう、
ゴムマットや樹脂製プレート、テープなどで保護する必要があります。
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03
配管の施工について、適当ではないものを選ぶ問題です。
正しいです。
配管用炭素鋼鋼管のねじ加工後のねじ径の確認は、テーパねじリングゲージで行います。
ねじ径が指定された切欠きの範囲内におさまっていれば(許容範囲内であれば)合格となります。
誤りです。よってこの選択肢が正解になります。
鋼管に使われるペーストシール剤とは、流体の漏れを防ぐために配管の接合部に塗布するペースト状のシール剤です。
硬化する前にねじこむ必要があります。
正しいです。
通気管の床下横走り配管は排水の逆流や結露の発生につながるため、できる限り短くなる箇所で立ち上げます。
正しいです。
銅管を鋼製金物で支持する場合は、異種金属による腐食を防ぐためにゴムや絶縁テープ等の絶縁材を介して支持します。
ステンレス鋼管を鋼製金物で支持する場合も同様に絶縁します。
この問題で出た異種金属による腐食は配管の接合にも関係しています。
よく確認してください。
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