2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問35 (ユニットD 問7)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問35(ユニットD 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
- ダクトの断面を拡大する場合の角度は、30度以下とする。
- 亜鉛鉄板製長方形ダクトの板厚は、ダクトの長辺の寸法により決定する。
- 浴室等の多湿箇所に使用する排気ダクトは、継手と継目にシールを行う。
- 外壁に取付ける換気用の外気取入口と排気口は、互いに短絡しない位置に配置する。
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この過去問の解説 (3件)
01
ダクト及びダクト附属品の施工に関する問題です。
誤
ダクトの断面を拡大する場合の角度は、15度以下とする。
ダクトの断面を変化させるときは、圧力損失を少なくするために、急激な変化を避け、拡大部は 15°以内、縮小部は 30°以内とします。
正
問題文の内容通りです。
低圧ダクトの板厚は下表のようになります。 単位[mm]
正
問題文の内容通りです。
シール材には、シリコンゴム系、クロロプレン系、ブチルゴム系などが有ります。
シールの方法は、次の4つの方式があります。
Nシール:ダクト接合部のダクト折り返しの4隅部をシール。
Aシール:ダクト縦方向のはぜ部のシール。
Bシール:ダクトの接合部をシール。
Cシール:ダクト組立構成材、補強材などの部品がダクトを貫通する部分のシール。
厨房、浴室などの多湿箇所の排気ダクトは、Nシール+Aシール+Bシールをします。
正
問題文の内容通りです。
換気設備構成要素の技術基準
1) 外気取り入れ口は、汚染された空気を取入れないように、周囲の状況を考慮して適切な位置に設置し、定常的に清浄な外気が取入れられるようにします。
2) 屋外排気口は、外部風による影響が少なく、取り入れ外気への室内汚染空気の流入が生じないよう、位置・形状を定めます。
3) 取り入れ口と排気口が直線的に近くにあると、排気がショートサーキットによって給気側に取り込まれるため、注意します。
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02
ダクトとその部品の施工に関する設問です。
誤りです。
ダクトの断面を拡大する場合の角度は15度以下、縮小する場合の角度は30度以下です。
イメージとしては、拡大部の方が角度が急でもよいように思えますが、
ダクトが急拡大すると、それまで流速が速かった気体が遅くなります。
急拡大部で速度が速い後ろの気体が速度が遅い前の気体に追突するため、圧力損失がより生じやすいです。
したがって、拡大部の方が15度以下となります。
正しいです。
角ダクトのうち、長方形ダクトの板厚は、よりたわみやすい長辺の寸法を基に決定します。
正しいです。
ダクト内の結露防止のため、
浴室など湿度が高い環境下のダクトにはコーキング処理(シール処理)が必要です。
正しいです。
排気口の悪臭が再び建物に取り込まれないよう、外気取入口と排気口(汚水の通気管を含む)は距離を置く必要があります。
排気口は外気取入口の上端から60cm、左右の端から3m以上離さなければいけません。
この数値と範囲も頻出ですので覚えておきましょう。
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03
ダクト及びダクト附属品の施工について、適当ではないものを選ぶ問題です。
誤りです。よってこの選択肢が正解になります。
ダクトを拡大・縮小するとき、縮小部分に比べ拡大部分の方が圧力損失は発生しやすいです。
ダクトの断面を拡大する場合の角度は15度以下とします。
なお、縮小する場合の角度は30度以下とします。
正しいです。
力を受けたときに変形しやすい長辺の寸法で決定します。
正しいです。
ダクト内の結露防止と継目部分に水が溜まることの防止のため、シールを行います。
正しいです。
排気口から排気された空気を外気取入口から取り入れるのを防ぐため、換気用の外気取入口と排気口は離す必要があります。
ダクトは必須問題として出題される重要分野です。
憶えることが多く大変ですが、ダクトに限らず「なぜそうなのか?」と考えていくと憶えやすく、問題も解きやすいです。
しっかり確認しましょう。
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