2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問38 (ユニットD 問10)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問38(ユニットD 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
- 鋼管とビニル管
- 銅管とビニル管
- 鋼管とステンレス鋼管
- ステンレス鋼管と銅管
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
異種管の接合で、電気的に絶縁する必要がある配管材の組合せに関する問題です。
誤
電気的に絶縁の必要が無い。
ビニル管は樹脂で、樹脂は電気の不良導体であるため、鋼管とビニル管の接合には電気的絶縁の必要がありません。
誤
電気的に絶縁の必要が無い。
ビニル管は樹脂で、樹脂は電気の不良導体であるため、銅管とビニル管の接合には電気的絶縁の必要がありません。
正
電気的に絶縁する必要がある。
鋼管とステンレス鋼管は、電位差が大きいため、電気的に絶縁する必要があります。
誤
電気的に絶縁の必要が無い。
ステンレス鋼管と銅管は、電位が近似しているため、実用的には、電気的絶縁の必要がありません。
参考になった数7
この解説の修正を提案する
02
材質が異なる管の接合に関する設問です。
正しい肢を選びます。
施工管理の技術検定では、たまに正しい肢を問う設問があります。
設問文の「適当な」「適当でない」には丸を付けるようにしましょう。
異なる種類の金属を接触させ続けると、金属が電気を帯びること(イオン化)で金属は腐食します。
したがって、異なる種類の金属管を接合する場合は、
イオン化傾向が近い一部の例外を除き、内部で樹脂やグラスファイバーを挟んだ絶縁継手(設問文中の「電気的に絶縁」にあたる)が必要です。
一方、金属管とビニル管(塩ビ管など)は片方が金属でないので、絶縁を考える必要はありません。
誤りです。
解説を参照してください。
誤りです。
解説を参照してください。
正しいです。
炭素鋼(鋼管)とステンレスは異種金属ですので、原則通り絶縁継手がなければ接合できません。
なお、異種金属を接触させ続けた場合、イオン化傾向が大きい金属(本肢では炭素鋼)の方が錆びます。
一方、アルミニウム製建具に鉄製ビスを使うことがありますが、
こちらはビス自体が小さいため、イオン化傾向を気にするほどではないと解されています。
誤りです。
ステンレスと銅は異種金属ではありますが、イオン化傾向が近いため、絶縁しなくて構いません。
ステンレスと銅の組み合わせは絶縁が必要ない代表的な組み合わせです。覚えておきましょう。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
03
異種管の接合において電気的に絶縁する必要がある配管材の組合せを選ぶ問題です。
適当ではないものを選ぶ問題が多いこの試験において珍しい「適当なものを選ぶ」問題です。
異種管を接合したときにイオン化傾向に差があると、電位差により「電食」と呼ばれる腐食が起きやすくなります。
そのため、イオン化傾向に差がある金属管の接合では絶縁を行う必要があります。
絶縁の必要はありません。よって答えではありません。
ビニル管は金属管ではないため、絶縁の必要がありません。
絶縁の必要はありません。よって答えではありません。
ビニル管は金属管ではないため、絶縁の必要がありません。
絶縁する必要があります。よってこの選択肢が正解になります。
鋼管とステンレス鋼管はイオン化傾向の違いが大きいので、絶縁の必要があります。
絶縁の必要はありません。よって答えではありません。
ステンレス鋼管と銅管はイオン化傾向が近いので、特に絶縁の必要はありません。
理論を説明するならばイオン化傾向の話になりますが、それぞれの材料のイオン化傾向を憶えることは困難ですので、絶縁の必要のある組み合わせを憶えるのが適切だと思われます。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問37)へ
令和7年度(2025年)前期 問題一覧
次の問題(問39)へ