2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問50 (ユニットF 問2)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問50(ユニットF 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- ポンプは、あらかじめ心出し調整されて出荷されているので、現場での調整は不要である。
- 洗面器をコンクリート壁に取り付ける場合は、一般的に、エキスパンションボルト又は樹脂製プラグを使用する。
- 冷却塔は、一般的に、補給水口の高さが高置タンクの低水位の高さと同じとなるように据え付ける。
- 排水用水中モーターポンプは、排水流入口から離れた位置に据え付ける。
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この過去問の解説 (2件)
01
機器の据付けに関する問題です。
誤
ポンプは、あらかじめ心出し調整されて出荷されているが、輸送と搬入で軸芯の狂いのチェックのため、現場での調整は必要である。
ポンプは、工場でモーターと共通床盤の上で組み立てられ、心出しを終えて出荷されていますが、輸送・搬入中の軸芯の狂いをチェックする必要があります。
現場では、軸心の調整は、始めにポンプとモーターの水平を確認し、軸継手のフランジ面の外縁と間隙のチェックを行い、外縁は 0.03 mm以下、間隙は誤差 0.1 mm以下に抑えます。
正
問題文の内容通りです。
壁付手洗器や洗面器の据付けは、次の事項に留意します。
・コンクリート壁に取付けるときは、エクスパンションジョイントボルトか、樹脂製プラグを使用します。
・軽量鉄骨ボード化壁や金属製パネル壁のときは、鉄板かアングル加工材をあらかじめ取付けます。
・所定の位置と高さに、ブラケットかバックハンガーを取付けます。
・バックハンガーは、取付け用ビスやAYボルトで固定します。
誤
冷却塔は、一般的に、補給水口の高さが、高置タンクの低水位の高さより 3 m以上の水頭差が確保できるように据え付ける。
冷却塔を建物の屋上に設置するときは、次の点に注意します。
・ボールタップによる冷却塔への補給水は、ボールタップを作動させるための水頭が必要になります。
・高置タンク給水方式の場合は、冷却塔も同様に屋上に設置されるため、少なくとも高置タンクの低水位より 3 m以上の水頭差を確保します。
正
問題文の内容通りです。
排水水中モーターポンプの据付け位置は、排水流入口から離れた場所で、点検や引き上げに支障のない場所とし、ポンプケーシングの外側と底部は、ピットの壁や底面から、それぞれ 200 mm程度の間隔を取ります。
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02
施工管理法より、機器の据付に関する設問です。
誤りを2つ選びます。
誤りです。
ポンプは工場で心出しをしていたとしても、
輸送時の揺れでずれることがあるため、
現場で改めて心出しが必要です。
正しいです。
洗面器をコンクリート壁に取り付ける場合、
あと施工アンカー(エキスパンションボルト)または樹脂製のボルト(プラグ)を使うことが多いです。
誤りです。
ファンコイルユニットなどに接続する冷却塔(クーリングタワー)は、水を補給する高置水槽(タンク)の最低水位(低水位)より3m以上低い位置に据え付けます。
重力により水を確実に供給するためです。
正しいです。
汚物がポンプ周辺に滞留し、排水の支障になるため、
排水用水中モーターポンプは排水流入口から離れた位置に据え付けます。
一方、点検口(マンホール)は排水用水中モーターポンプの真上付近に設けます。
点検・清掃を行う作業員の負担を軽減するためです。
混同に注意してください。
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