2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)前期
問51 (ユニットF 問3)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)前期 問51(ユニットF 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
- 給水管と排水管が平行して埋設される場合は、原則として、両配管の水平間隔は500mm以上とする。
- 臭気を防止するためには、器具トラップの他に、排水管にも配管トラップを設ける。
- 配管の曲がり部、立上がり、立下がり、分岐部などの近傍で支持は行わない。
- ビニル管の接着(TS)接合は、接着剤により、受口と差口を一体化させる工法である。
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この過去問の解説 (2件)
01
施工管理法より、配管の施工に関する設問です。
誤りを2つ選びます。
正しいです。
給水管と排水管が平行して埋設される場合、給水管は上、排水管は下とし、上下50cm以上離して(水平間隔は500mm以上)埋設します。
水平間隔は上下のことを指しています。
誤りです。
器具にトラップがある場合、排水管にトラップをつけてはいけません。
ダブルトラップと呼ばれ、トラップ間の空気の逃げ場がなくなってしまい、排水が流れにくくなります。
誤りです。
配管の曲がり、立ち上がり、立ち下がり、分岐部付近では金物で支持を行います。
正しいです。
TS接合という言葉で惑わせていますが、
接着と接合に着目することで、塩ビ管(ビニル管)を接着剤で接合することとと判断できます。
塩ビ管は接着剤で接合することが一般的です。
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02
配管の施工に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
給水管と排水管が平行して埋設されるときは、両配管の水平実間隔を 500 mm以上とし、給水管は排水管の上方に埋設します。
両配管が交差するときも、給水管は排水管の上方に埋設します。
誤
臭気を防止するためには、器具トラップだけで、排水管には配管トラップを設けない。
配水管から排出される排水には、いろいろな汚物が混入し、排水管などの内壁に付着し、腐敗すると悪臭が出てきます。
悪臭を防止するためにトラップを設置しますが、排水系統に直列に2個以上のトラップを設けると、2つのトラップ間の排水管内が閉塞状態となり、器具から配水と流入した空気の逃げ場がなくなり、臭気が発生します。
よって、排水管は2重トラップにしてはいけません。
器具トラップの他に、配管トラップを設けると、排水管が二重トラップとなります。
誤
配管の曲がり部、立上がり、立下がり、分岐部などの近傍に支持を行う。
配管の支持固定は、次のようなことのために必要です。
1)配管質量を支持。
2)配管のたわみの防止。
3)配管の水抜き勾配の維持。
4)外部振動や配管自身の熱圧縮に対応する。
配管系では、原則的に、支持・固定金具を設ける箇所を下記します。
1) ポンプ、ボイラー、各コイルなど機器廻り配管に支持点を設けます。
2) 配管途中に取り付けてある、機器類(温調弁、二方弁、三方弁、減圧弁など)の近くに、口径が 90mm 以下の場合は 1 点、100mm 以上の場合は 2 点の支持点を設けます。
3) 水平曲がり部で、口径が 25mm 以下の場合は、曲り部より 500mm 以内に、口径が 30mm 以上の場合は、曲り部より 800mm 以内に支持点を設けます。
4) 立上り部の曲り部より 300mm 以内に、支持点を設けます。
5) 分岐点と曲り部間が 600mm 以上の場合、途中に 1 点以上の支持点を設けます。
配管の支持・固定方法は、
1)支持間隔は補修・サービス・断熱工事ができるようにします。
2)配管の熱伸縮に対応できるようにします。
3)配管支持部からの伝導による熱損失が少ないように、注意して施工します。
(資源エネルギー庁資料参照。
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/attaka_eco/reference/pdf/sekou-hoshu/sekou-hoshu_3.pdf)
正
問題文の内容通りです。
TS接合は、継手の受け口をテーパとし、接着剤で塩化ビニルの膨潤と弾性力を利用し、接着剤で受け口と差し口を一体化する接合方法です。
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